朝日ぐんまって 朝日フォトコンテストコラム

コラム

総局長日記

秋ってことで[11月8日号]

 スポーツの秋。日本代表が快進撃を見せたラグビー・ワールドカップは、日本が準々決勝で敗れた南アフリカが優勝しました。今回のテーマは「にわかファン」で……。なんて思っていたら、10月25日号の「上州日和」で、森作理恵さんがお書きになっていました。その内容に同感です。日本代表が掲げたスローガンの「ワンチーム」。いいですよね。なぜか東京五輪のマラソン・競歩会場の札幌変更を巡る協議でも連呼されていましたが、それはちょっと違うような。

 芸術の秋。渋川市で2日、上三原田の歌舞伎舞台の創建弐百年祭がありました。まず、桟敷席を覆う大屋根に圧倒されました。住民のみなさんが、40日かけて7本の跳ね木をアーチ型に組んだそうです。歌舞伎舞台中央を回す「柱立式回転機構」などの仕組みも紹介していただきました。すべて人力。多くの方が見えないところで力を合わせて、舞台を自在に変化させるのです。これぞまさに、「ワンチーム」。

 読書の秋。本ではないのですが、館林市で3日、小学生新聞スクラップコンクールの表彰式がありました。新聞をはるだけではなく、子どもの自由な発想で作られたスクラップブックは見ていて楽しいです。記事をさらに深く追究したり、記事の感想に日記を添えたり。そして、こんなに丁寧に新聞を読んでくれている子どもたちがいるのかと思うと、感動でした。がんばらねば。(朝日新聞社前橋総局長 熊谷 潤)

「総局長日記」バックナンバーはこちら

上州日和

首里城焼失[11月8日号]

 ちょうど1年前、友人と琉球王国のグスク及び関連遺産群のひとつとして世界遺産になっている沖縄の首里城を訪れた。城壁やハイビスカスの花と共に、独特な朱色の建築物や豪華絢爛な玉座など、琉球の歴史文化を体感。修学旅行の生徒のように写真撮影した。

 火災によって見るも無残な姿に変わり果ててしまい、沖縄県民はもちろん全国の多くの人が深い悲しみに襲われている。その後、沖縄県や那覇市、わが富岡製糸場でも再建のための寄附金を受け付けしていることを知った。

 そこで、思い出が詰まった首里城に何か出来ることはないかと、初めてふるさと納税を活用したクラウドファンディングにアクセス。「沖縄のシンボル『首里城』支援プロジェクト」に、ほんのわずかだが寄附をした。

 すると驚いたことに、サイト開始2日目の夕方には目標額の1億円に達成。その後、1万人、2万人と支援者数は日増しに増え、輪が広がっていった。「1日も早い復興を願っています」「再建を応援しています」「チバリヨー」(頑張れ)というウチナーグチも飛び交い、心のこもった応援メッセージに共感。

 これから大変な道のりが待っているだろうが、沖縄の象徴「首里城」再建を群馬から見守っていきたい。(谷 桂)

「上州日和」バックナンバーはこちら

朝日ぐんま 群馬県前橋市南町4-37-8 シャトレ南1F
Tel.027-221-1435(代) Fax.027-221-1768 
office@asahigunma.com
asahigunma.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本著作権法並びに国際条約により保護されています。