朝日ぐんまって 朝日フォトコンテストコラム

コラム

総局長日記

続うますぎる![11月22日号]

 めっきり寒くなりました。朝、ふとんから出るのがつらいです。インフルエンザで学級閉鎖になった学校もあります。お体に気をつけてください。

 前回は、川場村でいただいたブランド米「雪ほたか」のことを書かせていただきました。今回も「うますぎる!」話にお付き合いください。

 川場村と同じく北毛地域にあるみなかみ町で食べたリンゴ「ぐんま名月」のことです。「赤ければ赤いほどおいしいでしょう」。それが50年生きてきた私にとっての常識でした。そんな私にケンカを売っているのですか、と思うほど黄色いのです。

 生産農家の方が絵図を交えながら、リンゴのおいしさなどについてとてもわかりやすく説明してくださいました。でも、「黄色じゃん。絶対うまくないじゃん」。半世紀かけて培った私の常識は、それを受け入れようとはしませんでした。

 そして試食タイム。まず真っ赤なのをシャクリ。うまいですよ。酸味を強くしたという赤いのもシャクリ。これはこれでありです。そして最後に、あの黄色。すでに口の中はすっぱさに対する備えができていました。

 が……。かんだ瞬間、これでもかとあふれる果汁。甘い。ひっじょーーーに甘い。舌触りもいい。食べたことのないリンゴです。いつの間にか、バクバク食べていました。育てた農家の方に脱帽です。黄色いリンゴはうまいのです!参りました。(朝日新聞社前橋総局長 熊谷 潤)

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上州日和

柱の陰から[11月22日号]

 「令和」「軽減税率」「免許返納」…今年の世相を表す言葉を選ぶ新語・流行語大賞の候補語が発表された。「笑わない男」「ワンチーム」などラグビー関連が多いのは象徴的だ。来月大賞が決まる。

 先日、来年のジャパンラグビートップリーグのチケットを入手した。リーチ選手のいる東芝対、堀江・稲垣両選手が所属するパナソニック。激しい攻防や肉弾戦は、やはり生で見たい。

 そんな中、高2の息子から思わぬ告白があった。ラグビー部の1月の試合に助っ人として出て欲しいと友人らから懇願され、体験入部をしてきたというのだ。「生まれて初めて『トライ』を経験させてもらった」と目を輝かせている。  華奢な体、奪うより譲るタイプの君には最も縁遠いスポーツでは? 高校生とはいえ巨漢にタックルされたら? 脳内で疑問符がグルグルする。

 が、本人の心は決まっていた。「人員不足で部存続の危機にある仲間を救いたい。何より体験して楽しかったから」。そんな入り口もあるのだ。

 トップリーグの試合は来年2月。「にわかファン」の母はそれより前に、「友の期待に応えたい」という熱い想いだけでグラウンドに立つ「にわかプレーヤー」の姿を、柱の陰からこっそり見守ることになりそうだ。(上原道子)

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