朝日ぐんまって 朝日フォトコンテストコラム

コラム

総局長日記

大人の責任[9月13日号]

 首都圏で大規模な鉄道の計画運休が行われるなど、各地で台風15号の影響がありました。群馬県では人が亡くなるような大きな被害がなかったものの、災害は人ごとではありません。常に備えたいです。お役に立てる記事を引き続き意識します。

 「スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋」。時期的に、そんなことを書こうかと思っていました。でも、まだまだ油断できないようです。夏の疲れが出るころでもあります。お体に気をつけてください。

 先日、大学3年生の学生さんとお話をさせていただく機会がありました。私の学生時代を振り返ると、「社会学習」に楽しくいそしんだ1~3年生時代。「卒業単位」という悪夢にうなされ続けた4年生時代。そして、5年生(留年)時代に3分割されます。だから、今は楽しんでいるころだろうな。勝手にそんなことを思いながら接すると、しっかりしていて、びっくりしました。

 将来のことをきちんと考えているし、自分のことを客観的にとらえることができているし、受け答えはしっかりしているし……。就職活動の影響もあるようです。2020年春卒業の学生を対象とする採用選考が解禁されたのは6月1日。ただ、そのときには、「内定」「内々定」を得た学生もいるのが実情です。

 大学3年生にとっても、就活は人ごとではないのです。大学の講義を休み、イベントなどに参加することも考えなければいけないとのこと。「私たち、就活するために大学に入ったんじゃないですよ」と話してくれた学生さん。「そうだよね」としか返せなかった私。(朝日新聞社前橋総局長 熊谷 潤)

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上州日和

ゆとり運転[9月13日号]

 8月の常磐道でのあおり運転事件。窓越しに殴られる被害者の衝撃的な映像で、20年程前の恐怖体験が蘇った。

 T字路交差点で狭路から大通りに左折して入り、ほどなくして赤信号停止した時のこと。後ろのドライバーが車を降り、筆者の運転席のドアを開け「危ねえじゃねえか!」と怒鳴ってきた。あまりにも突然で、尋常なく激しい剣幕に、ただただ謝罪することしかできず、しばらく震えが止まらなかった。

 直後は「自分は悪くない」と思ったが、冷静に考えてみるとこちらにも多少、非があった。急いでいて、左折のタイミングが少し強引だったのかもしれない。「無理やり入ってきた」という不快感を相手に生んだのだろう。周囲に気を配り、ゆとりをもって運転することの重要性をこの時、改めて実感した。

 数日前、警察庁が道交法の改正を検討しているという記事を読んだ。あおり運転そのものを取り締まり、暴行罪よりも厳しい罰則を設けるようにするという。「あおり」に限らず、全国のドライバーが自身の運転を顧みるきっかけになることを大いに期待する。

 9月に入り秋の行楽シーズンへ本格的に突入し、20日からは交通安全運動も始まる。

 感情にまかせた独り善がりな運転で、誰かをいらだたせていないか、そもそも自分に余裕があるか。この機会に再確認し、安全に気持ちよく目的地へたどり着けるよう「ゆとり運転」を心がけたい。(上原道子)

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