地域おこし協力隊リレーコラム 地域の魅力を発信!
県内で活躍する「地域おこし協力隊」が日々、取り組んでいる活動や地域の魅力、おすすめのスポットなどを紹介します。不定期連載。
※地域おこし協力隊って何?
2009年、国の事業として創設された「地域おこし協力隊」は、都市部で暮らす人が人口減少や高齢化が進む過疎地域などへ移住し、地方公共団体の委嘱を受け最大3年間の任務中に様々な地域活性化事業に従事。その地域での起業や定着に向けて、必要な知識を学ぶ。県内では、20市町村で108人(2021年4月現在)が活躍中だ。農業や林業、製造業などに携わるほか、SNSでの情報発信や特産品開発、イベント企画運営、住民生活支援など、活動は多岐にわたる。なお、県内の隊員の活動情報はポータルサイト(https://chiikiokoshi-gunma.jp/)で発信中!
認知症ケアを中心に13年間、埼玉県で介護業界に没頭していましたが、「都会に答えはない」という思いが強くなり地域おこし協力隊に応募。2019年、桐生市黒保根(くろほね)町に移住しました。この地域を選んだ理由は、趣味のキャンプや登山でたびたび訪れていた赤城山の頂上が「桐生市黒保根」である事をまったく知らず、調べてみたところ「花見ケ原キャンプ場」「利平茶屋キャンプ場」という歴史ある2つの市営キャンプ場が存在することを知ったからです。「何でこんなに素晴らしいキャンプ場が、あまり知られていないのだろうか」という「感動と疑問」が、「これはチャンスだ」という思考に変わった事が大きなきっかけでした。
現在、2つのキャンプ場を拠点に情報発信やイベント企画に取り組んでいますが、活動を通して利平茶屋キャンプ場のテントサイトの一部が大雨で荒れて使えなくなっている状況を何とか復活させたい!と考えるようになりました。さらに、「こんなに面白そうな事を独り占めするのはもったいないな」といふうに考えるようになり、一緒にキャンプ場をリノベーションしてくれる仲間をオンラインサロンで集めよう!と思い立ったのです。
今年4月1日から募集を始めましたが、現在4人がボランティアで参加してくれています。これからも仲間と共に、ユニークなアイデアをどんどん現実にしながら黒保根ライフを楽しみたいです!
桐生市黒保根町のおすすめ
①荒神山展望台
わたらせ渓谷鐡道の水沼駅から、徒歩でも1時間ほどで登れる標高624mの荒神山。展望台からは雄大な赤城山と黒保根の町が一望できます。帰りは水沼温泉センター(温泉施設がある珍しい駅)でツルツル美肌に!
②栗生神社
樹齢1200年とも言われる栗生神社の大杉は群馬県指定天然記念物のご神木であり、町内随一のパワースポット。境内の奥には登山口があり栗生山登山も楽しめますよ!