冬の風物詩として定着したイルミネーション。県内でもあちこちで色とりどりのLED電飾や光のオブジェが登場している。今週は、群馬の主なイルミスポットと、併せて開かれるイベントを紹介します。
※イベントは天候などにより変動する場合が あるので、お出かけ前に必ず確認を。
草津
湯畑に巨大天然モミの木 24日は点灯式
草津温泉のシンボル・湯畑とその周辺を約4万球のLED電球で彩る「湯畑ツリー&イルミネーション」(2月16日まで)。同温泉湯路広場に先月、高さ14㍍の巨大なクリスマスツリーが登場した。光る大きな赤いリボンが華やかに飾り付けられている。地元の山から最適な枝ぶりのものを掘り起こして移植した。スタッフが毎日水やりなどの手入れを続け、イベント後は元の土へ戻すという。
一昨年の草津白根山噴火による風評被害を払しょくし観光客を呼び戻したいと、草津町と同町商工会が昨年から始めた。同商工会の磯野幸枝さんは「あまりのきれいさに涙が出そうになりました」と感動を語った。同山﨑明良事務局長は「おかげさまで草津がにぎやかになりました。ツリーと湯けむりとイルミネーションの幻想的なコラボを是非見に来て下さい」と呼び掛ける。午後5~11時。24日のクリスマスイブにはツリー点灯式。クリスマス後は正月、バレンタインに合わせた飾り付けに変わるという。同商工会(0279・88・2067)。
28日には会場近くの光泉寺で階段にキャンドルをともす「夢の灯り」も。同温泉観光協会(0279・88・0800)。
高崎
水面&夜空に輝く 電飾ショーと花火
水辺を活用した幻想的な演出で知られる「榛名湖イルミネーションフェスタ」(28日まで)は、地元住民による手作りイベント。毎年、県内外から多くの観光客でにぎわう。毎日午後5時から、ピラミッド型や光のトンネル、水中ツリーなど55万級のLED電球を一斉に点灯。
光るゴーカートや音楽に合わせてオブジェが光るDMXショー、打ち上げ花火(21、25、28日)も。今年は会場内6か所のQRコードをスマホで読み取るスタンプラリーも初開催。同フェスタ実行委は「夜間特別運行のロープウェイに乗り、夜景とともに湖面を眺めるのも楽しいですよ」と呼びかける。寒さや路面凍結の対策必須。駐車場代600円同実行委(027・374・5111)。
桐生 みどり
弁当付きツアー&渓谷特別ライトアップ
桐生―間藤(栃木県日光市足尾町)間を走るわたらせ渓谷鐡道(みどり市)では、沿線全17駅の駅舎やホームのカラフルなイルミ装飾が乗客らを楽しませている(2月末まで)。
日没後の普通列車往復4本を「イルミネーション号」として運行 。途中の沢入―原向駅間では、LEDの大型投光器基を使い上下流200㍍にわたり渡良瀬渓谷をライトアップ。列車の減速運転と車内灯消灯のサービスも。一方、弁当付きのツアー(1月11日~2月29日の土日祝)では、往復3時間の列車の旅と車窓からのイルミが楽しめる。要予約(各日30人)。中学生以上2650円、小学生2150円、未就学児1050円。どの駅から乗降しても同料金。同鉄道(0277・73・2110
伊勢崎
ワークショップ、肝試し、大食いバトルも⁉ 伊勢崎商工会議所主催の市民参加型のイルミイベント「いせさき・イルミネーション」。
一昨年に波志江環境ふれあい公園から華蔵寺公園へと会場を移した。実行委メンバーらが手作業で設置したLED100万球が会場を彩る。25日まで「あそべるイルミ」を合言葉に、音楽ステージや手作りワークショップ、大食いバトルなどのイベントを開催。また、肝試し体験ができるミステリーエリアが新登場。フードコーナーも期間中毎日営業。遊園地は午後9時まで夜間営業(小学生以下は観覧車無料)。会場内に設置したスタンプ4種を集めるラリーでは豪華賞品が当たる(25日に公開抽選会)。要協力金(中学生以上200円、小学生100円)。同会議所(0270・24・2211)。
邑楽
白鳥の巨大地上絵やプロジェクションマッピング
邑楽のシンボルタワー「未来MiRAi」とその周辺で「光のページェント HiKARi MiRAi」が開かれている。地上40㍍のタワー屋上から地面に電飾を垂らし、巨大ツリーを表現。
展望室の窓には、市民から募った写真とメッセージを映すプロジェクションマッピング(1月13日まで)も。さらに、展望室からは巨大地上絵も鑑賞可能だ。隣接するおうら中央多目的広場の地面に、町内のガバ沼に毎年飛来する白鳥をモチーフにした絵を投影する。1月26日まで。タワー夜間展望料小学生以上100円(月火曜と29~1月3日閉館)。同タワー(0276・88・8686)。