「群馬ですき焼き?」 群馬県が「すき焼き応援県」を宣言したと聞くと、きっと多くの方がなぜ? と疑問を持つでしょう。
群馬県は20品目以上の農畜産物が、生産量全国5位以内に入る農業が盛んな県です。そして、全国の9割以上を生産するこんにゃくいもをはじめ、ねぎ、白菜、しいたけ、春菊なども多く生産されており、上州牛などのブランド銘柄肉もあります。県産食材で、すき焼きの具材をすべて揃えられる全国でも珍しい「すき焼き自給率100%」の県なのです。
ここに着目し、県では、2014年に「すき焼き応援県宣言」をし、県農畜産物の魅力を発信する活動「ぐんま・すき焼きアクション」に取り組んでいます。
昨年度は、「1時間で最も多く提供されたすき焼き」のギネス世界記録®を達成。今年度は、夏野菜を使った夏のすき焼きを提案しました。また、すべての県内公立小中学校などで、「ぐんま・すき焼きの日」である11月29日にちなんで県産食材を使ったすき焼きの給食が提供されています。
宣言から5年が経過し、「ぐんまのすき焼き」の認知度も当初に比べ、約2倍となりました。今回、一層「ぐんまのすき焼き」に親しんでもらおうと県内4地域23の飲食店にすき焼きの新メニュー開発を依頼。前橋では県産豚肉、高崎では県産豚モツ、桐生ではすき焼きとおっきりこみとの合体メニュー「すっきりこみ」、伊勢崎では伊勢崎市産野菜を使ったすき焼きを各店舗で発売します。
すき焼きは、人を笑顔にします。ぜひ、皆さんも「ぐんまのすき焼き」を味わって、県産農畜産物の応援をよろしくお願いします。