できること[少しの間でしたが、雪が舞っていました。黒くぬれたアスファルトを、ワイパーをせわしなく動かす車が走っています。…]

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少しの間でしたが、雪が舞っていました。黒くぬれたアスファルトを、ワイパーをせわしなく動かす車が走っています。このコラムを執筆中、ふと、会社の窓から外を見ると、そんな光景が目に留まりました。今月24日の寒い朝でした。

パラパラとスケジュール帳をめくると、3月に入ってからは、「中止」「延期」の文字ばかり。流れるニュースもそうです。いつまで続くのでしょうか。ふぅー。なんとなくブルーな気分でいるとき、20日付朝日ぐんまの1面に掲載された「今、できることを!」を読み、私、反省しました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、県内でも多くの美術館や博物館が休館しています。それでも、外からガラス越しにアート鑑賞をできるようにしたり、ホームページを利用して、子どもたちにぬり絵を楽しんでもらったりと、工夫を凝らしているのです。温泉旅館の有料学童サービスにも、へーっと思いました。

「できない」ことをあれこれ考えてふさぎ込むよりも、何ができるかを考えるほうが、きっと明るい気分になれると思います。どさくさに紛れて宣伝もしちゃいます。21~23日付朝日新聞群馬版に、連載「球児の旅立ち」を掲載しました。とても良い話です。お読みいただけたらうれしいです。

こんなときだから、新聞もがんばります。サクラが咲き始めました。春ですね!

(朝日新聞社前橋総局長 熊谷 潤)

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