まちに開いている場を目指す(Vol.196)

ガラス張りに黄色と白色のロゴが目を引く2階建ての複合スペース

『SO.ラボ』(ソラボ)は、高崎駅東口近くに昨年7月にオープンした一般財団法人くらしまち財団たかさきが運営する複合施設です。ガラス張りに黄色と白色のロゴが目を引く2階建てには、多様なワクワクが詰まっています。

「ここはどんな施設?」と良く聞かれますが、一言では言い表せません。子どもの放課後サポート『こ.ラボ』を始め、まちの図書館『ビブ.ラボ』や現在「食べる鉱物展」を開催中でアートやサイエンスを体験できる『ドードーカフェ』、機能的な美を提供する『ハーマンミラー正規販売』、これからのくらしを考える建築設計事務所『IDEA+』で構成しています。日々それぞれの取り組みを充実させるのと同時に、企画やイベントを実施し、〝まちに開いた施設〟として気軽に市民、また官と民が集いディスカッションできる場を目指しています。

例えば、SDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした映画上映会「ソラボ デ シネモ」を開催したり、他にもトークイベントやワークショップを行っています。

本業を持つ専門家がいることで〝様々〟なことができる場になりました。一方で、〝様々〟を歩む難しさを感じながら、施設全体で日々挑戦・実験をしています。それぞれの思考を緩やかにつなげながら、持続可能な開発目標であるSDGsに対する知識の共有や課題に挑戦することも大きな目標としています。

私は、今年2月から当施設にてアートディレクターとして勤め始めました。まずは専門のコトやモノのデザインの視点から、訪れる皆様に様々な取り組みを知っていただくと同時に、思考をつなげ、刺激し合える場作りに努めてまいります。

■SO.ラボ  ホームページ:https://solavo.jp/

SO.ラボアートディレクター
近藤 愛子さん

【略歴】高崎市在住。SO.ラボアートディレクター/アーティスト/講師。主に自然環境の繋がりをテーマに作品やプロジェクトを展開。別名義でkiritsuaikoとしても活動。元 自然史博物館解説員

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