スポーツとファンの皆さんをつなぐ「パイプ役」(vol.0)

笹川裕昭のスポーツコラム(月1回掲載予定)

野球中継の際に、元千葉ロッテで侍ジャパンの里崎智也さん=写真左=と

こんにちは!群馬在住でフリーのスポーツ実況アナウンサーをやっています笹川裕昭です!3月から毎月スポーツをテーマにしたコラムを担当することになりました。

ご存じの方もいるかもしれませんが、私は、長く、エフエム群馬でお世話になり、2017年に退社。現在は、プロ野球、Jリーグ、F1、ゴルフ、バレーボールなど、スポーツ実況を中心に活動しています。一方で、ザスパクサツ群馬や女子バレーの群馬銀行グリーンウイングスなど、今の自分の礎にもなっている群馬のスポーツにも引き続き携わりたいと、取材活動を続けています。

さて、皆さんは、アナウンサーにどんな役割を期待しますか? ひとつに「これ!」と絞るのは難しいですが、私は、常々、スポーツとファンの皆さんをつなぐ「パイプ役」でありたいと思っています。試合には、当然、勝ち負けがありますが、今の時代、結果を知ることは容易です。でも、結果や前後の想い、その後に影響を与えるようなやり取り、内面は簡単には伝わらないと思います。

2018年、J2からJ3に降格したザスパクサツ群馬は、育成年代で実績のある布啓一郎監督を迎えました。チーム強化費も限られ、ザスパは決して恵まれたクラブではありませんでしたが、それでも布監督は、そうしたことを言い訳にせず、選手に、プロとして契約した以上、常にプロとしての立ち振る舞いを求めました。そして、「プロとしての仕事をしよう、プロとしての価値を自ら高めよう」と呼びかけ続けたそうです。結果、逆境をはねのけ、ザスパはJ2に復帰、布監督の指導を受けた多くの大卒ルーキーは、自分の価値を高め、J1など、上位クラブへとステップアップしていきました。言葉が、人を成長させ、大きな成功へ導いた実例として、印象に残っています。

今回のコラムでは、そうした選手や監督、関係者の皆さんの声を紹介しながら、県内スポーツの様子をお伝えするとともに、読者の皆さんの日々の生活にも役立ったらと思います。どうぞよろしくお願いします!

笹川裕昭
Sasagawa hiroaki

1978年3月28日生まれ、埼玉県さいたま市出身、大東文化大卒。ラジオ局エフエム群馬で、アナウンサーとして、スポーツ実況や朝夕のワイド番組に出演。現在は、株式会社フットメディアに所属し、スポーツ実況を中心に県内外で活動。個人サイト「SASAnote」(https://sasanote.net/)を運営し、県内スポーツの情報発信も行う
Twitter:@hiro3sa
Instagram: hiro3sa_insta

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