「利根は坂東一の川」‐上毛かるたに詠まれる利根川は別名、坂東太郎とも言われ、群馬、埼玉、栃木、茨城、東京、千葉の1都5県にまたがり、流域面積は16840平方キロメートルに及ぶ日本最大の河川です。
前橋市は、その利根川を舞台に「スポーツ」と「観光」の融合を目指し、年間を通し様々な取り組みを行っています。利根川河川敷にある「岩神緑地公園サイクルオフロードコース」は無料開放されており、普段は家族連れや初心者の遊び場として、週末には関東圏内からのMTB愛好者等で賑わっています。
また、毎年4月に行われる「前橋・渋川シティマラソン」は、群馬県初のフルマラソンとして来年で3回目となります。フルマラソン、10キロ、5キロ、1.5キロファミリーなど、県内外から集まった約6000人のランナーが利根川周辺を疾走します。
フルマラソンは前橋公園をスタートし国体道路を北へ、吉岡温泉からはサイクリングロードをひた走り、渋川駅前でUターンし、前橋公園のゴールを目指します。途中、勾配3.7%の上毛大橋を駆け上がり、大渡橋、新坂東橋、中央大橋と利根川に架かる4つの大きな橋を渡りながら、赤城山、榛名山、谷川岳などの風光明媚な景色を望む、ダイナミックなコースが人気となっています。
広域連携として、利根川を中心に前橋市、渋川市、吉岡町が協力し、地域の名産品や観光地のPRなどを行い、広域観光圏としての魅力を全国に発信する機会となっています。
スポーツイベントは、地域のことを知ったり体験できる貴重な機会でもあります。前橋市では今後も、スポーツツーリズムという形で広域連携、地域振興策に力を入れていきたいと考えています。