皆さんは「クールシェア」という言葉を聞いたことがありますか?
夏の暑い日には、多くの家庭でエアコンが使用され、電気の消費が増えることで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が増加します。そこで、二酸化炭素を減らすため、家庭のエアコンの使用台数を減らしたり、エアコンを止めたりする取組の一つが「クールシェア」です。
具体的には、エアコンの使用台数を減らして家族が一つの部屋に集まって過ごしたり、エアコンを止めて、公共施設(公民館、図書館、美術館など)や商業施設(ショッピングセンター、デパートなど)、自然の多い場所などに出かけたりして、涼しい場所で皆で楽しく過ごしましょう。省エネのために、暑さを我慢する必要はありません。
クールシェアは、2011年の東日本大震災の後に、一部の地域で始まり、その後、全国に広がりました。群馬県では、2015年にクールシェアを開始して、今年で5年目になります。県では、クールシェアのできる施設(クールシェアスポット)を募集し、登録した施設をリーフレットや県のホームページで公表することにより、クールシェアによる地球温暖化防止の県民運動を広めています。今年は、286施設がクールシェアスポットに参加しています。
クールシェアに取り組むことで、家庭の消費電力を減らし、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を減らすことができます。今年の夏は、ご家族やご友人を誘って、あるいはお一人でも、クールシェアスポットに出かけてみてはいかがでしょうか。