伝説の男性保育士バンド 紙ひこうき

20周年記念コンサート 高崎で8月18日

県出身の2人組男性保育士バンド「紙ひこうき」が今夏、12年ぶりの自主コンサート「紙ひこうきコンサート20周年だよ!全員集合!」を高崎で行う

吉澤隆幸さん(左) 金沢正樹さん(右)

「すいか大好き!!」「スマイル」などで知られる「紙ひこうき」は、1998年結成の子ども向け音楽バンド。高崎市初の男性保育士でリーダーの吉澤隆幸さん(48=片品出身)が作詞作曲、歌を担当。保育士でキッドビクスインストラクターなどの資格を持つ金沢正樹さん(44=安中出身)がダンスを考案。心温まる歌詞とリズミカルなメロディーに合わせ、簡単な振り付けで踊れる楽曲は2000年頃から人気を博し、今でも全国の保育園や幼稚園のお遊戯会、運動会、日々の体操などで使用されている。

特に「すいか‐」は02年にスイカ販売促進曲に選ばれ、全国のスーパーのスイカ売り場で曲や動画=写真左=が流れるなど話題を呼んだ。これまで3枚のアルバムとビデオ1本を発表。07年に高崎の群馬音楽センターで行ったコンサートには多くのファンが来場したが、その後、「紙ひこうき」としての活動は縮小する。

現在、吉澤さんは都内の保育園で園長を務めながら、保育士資格を持つアーティスト10数人とともに音楽活動を行う「キッズスマイルカンパニー」の代表として、プロデュースや楽曲提供などを行っている。一方、金沢さんは同社アーティストに名を連ねながら、県内の保育専門学校の教員として後進の指導に当たっている。また、高崎を拠点とする舞踏グループ「虎舞士」の主要メンバーとしても活動している。

2人は、今年結成20周年を迎えることを記念しコンサートを企画した。吉澤さんは「地元群馬でのコンサートに感謝を込めて臨みます。久しぶりの方も初めての方も楽しんでいただけるステージにします」と意気込みを語った。

【コンサート情報】
8月18日午後2時開演、高崎市総合福祉センター。全席自由一般1000円、未就学児500円。キッズスマイルカンパニー(090-8596-7212)

掲載内容のコピーはできません。