公園が果たすまちづくりの可能性(Vol.29)

昨年の「第26回敷島公園まつり」=前橋
昨年の「第26回敷島公園まつり」=前橋

唐突ですが、みなさんは「自分のまちについて自慢できるコトやモノはありますか?」 これは、私が東京から地元に帰り、まちづくりの職を志そうとしていた時、ある方から受けた問いです。根拠もなく、輝かしい未来をぼんやりと夢見ていた私の前に、大きな壁が突きつけられたように感じました。今は、何とか答えられると思いますが、当時は一言も答えられなかったのです。

これから、このコラムでお伝えしたいことは「公園が果たすまちづくりの可能性」についてです。冒頭の話から急展開だなと感じるかもしれませんが、そう離れた話ではありません。それを理解してもらうために、私が在籍する「オリエンタル群馬」について説明させて頂きます。

弊社は、公園の指定管理やまちなかを拠点に地域活性化のため日夜汗をかいております。公園は、地域の憩いの場として必要不可欠な空間です。その、市民の大切な空間の安心安全を守るために日々管理・運営をしています。「まちづくりと公園」については、近年多くの専門家がとりあげ人々の注目を集めています。公園を管理するコトがどのようにまちづくりにつながるのか、それは次回以降にお話していきたいと思います。

そんな私たちオリエンタル群馬が管理する敷島公園と前橋市中央児童遊園るなぱあくでは、今月29日に「第27回敷島公園まつり」と「第1回前橋公園まつり」という大きな楽しいイベントを同日開催します。どなたでも参加可能ですので、2つの公園で思い切り楽しんでいただければと思います。参加して頂ければ、次回からの公園とまちづくりの話もよりご理解しやすくなるかと思います。

皆さまの来場をお待ちしています。

 

株式会社オリエンタル群馬
デザイナー兼事業推進担当
寺澤 由樹 さん
【略歴】90年前橋生まれ。東京造形大学デザイン学科卒。12年寺澤事務所・工房入所。13年NPO法人工房あかねを経て14年より「オリエンタル群馬」勤務。

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