桐生・ぐんま昆虫の森
桐生市のぐんま昆虫の森では、季節展「昆虫たちの冬越し展」を開催中。昆虫たちが様々な姿で越冬する様子を、生態展示やパネル解説、ジオラマ標本で楽しく学ぶ事ができる。今月23日まで。
冬は虫好きにとっては少し寂しい季節。冬の野山ではあまり昆虫を見かけることがないが、実は、木に同化したり、地面や落ち葉の下などに隠れてひっそりと冬を過ごしている。越冬の形態は昆虫によって異なり、卵・幼虫・さなぎ・成虫といった姿で寒い冬を乗り越え、暖かくなるのを待つ。
今展では、枯草に隠れて成虫で冬を越すクビキリギスや、葉陰で寒さをしのぐウラギンシジミ、縞模様のまゆの中でさなぎになり春を待つイラガなど8点を生体展示しており、冬ならではの昆虫観察が楽しめる。
同園昆虫企画係の筒井学さん(56)は「身近な昆虫たちが、どこで、どんな姿で冬越しをしているかを見つけにきてください」と話す。また「第15回ぐんま昆虫の森フォトコンテスト作品展」も同時開催中。昆虫や、虫と人とのふれあいなどを撮影した応募作品259点が展示されている。午前9時半~午後4時。月曜休園。入園料410円、高・大学生200円、中学生以下無料。問い合わせは同園(0277-74-6441)へ。