前橋出身の日本画家 須藤和之さん 地元で個展

前橋で21日まで

現代の「花鳥風月」…「花々」をテーマに新作15点を発表

前橋出身の日本画家・須藤和之さん(1981年~)の個展が明日13日から、前橋の画廊翠巒で始まる。21日まで。「花々・Les fleurs」と題し、現代の「花鳥風月」を描いた新作を発表する。

須藤さんは、多摩美術大から東京芸大大学院に進み、日本画や保存修復を学ぶ。修了制作時に「お仏壇のはせがわ賞」、博士課程在学期間中には「第3回前田青邨記念大賞展」奨励賞を受賞。博士課程修了後は美術館や画廊に加え、日本美術院院友として院展で精力的に作品を発表。昨年は上毛芸術文化賞を受賞、伝統的かつ高度な技法とダイナミックな構図による画風は高く評価されている。

今展では、大作から小品まで15点を展示。会場には桜や菜の花など、四季を彩る花々を繊細な筆致と鮮やかな色使いで表現した新作の数々が並ぶ。同画廊の梅津宏規社長は、「コロナ禍の中、日本の花々が咲き誇る風景を描いた日本画の世界を通して、少しでも心の安らぎを感じてもらえたらうれしいですね」と話す。入場無料。問い合わせは、同画廊(027-223-6311)へ。

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