安中市松井田町の「ろうばいの郷(さと)」で黄色いロウバイの花が見ごろを迎え、甘くさわやかな香りが園内に広がっている。
17世紀に中国から渡来したロウバイ。名前の由来は「ろう細工のような梅に似た花を咲かせるから」や、「陰暦の12月(臘月)に咲く梅に似た花だから」など諸説ある。
同園は地元住民が遊休農地を整備し管理しており、約3.2㌶の園内には約1万2000本のロウバイが植えられている。遊歩道も整備され、甘い香りが広がる園内をのんびりと散策できる=写真は過去の様子。観光課によると、開花状況は例年並みで、来月中旬ごろまで楽しめるのではとのこと。なお、例年開花の時期にあわせて開催される恒例の「ろうばいまつり」は、今年はコロナウイルス感染症拡大防止のため中止となっている。開園は午前9~午後5時。入園料は400円(中学生以上)、小学生以下無料。問い合わせは、同市観光課(027-382-1111)へ。