立体、平面、ジュエリー、花器、掛け時計…
高崎で17日まで 二人展
造形作家の豊嶋康男さんと藤田美恵子さん夫妻(玉村在住)による二人展が、高崎高島屋5階アートギャラリーで17日まで開催中だ。会場には立体から平面、掛け時計、ジュエリー、器まで多彩な約100点が並ぶ。
共に東京芸大工芸科で鍛金を学んだ豊嶋さんと藤田さんは、卒業後も切磋琢磨しながら40年以上、金属造形制作に取り組んでいる。
群馬工芸美術会代表を務める豊嶋さん(1953年生まれ)は、管楽器の部品や廃材、真鍮などの素材を用いた立体作品に加え花器や掛け時計などを発表。一方、モダンアート協会会員の藤田さんは、アルミニウムや銅、木材などを組み合わせた壁面作品のほか、ジュエリーなどを展示する。
玉村のアトリエで共に制作に励む夫妻が、県内で二人展を開くのは5年振り。夫妻は、「お互い、金属造形表現に携わって40年以上が過ぎました。同じジャンルで学び制作してきましたが、目指しているもの、生み出される作品は大きな違いがあります。同じ金属造形作品でありながら、全く表情の異なる作品を会場で楽しんで欲しい」と口をそろえる。入場無料。同ギャラリー(027・330・3956)へ。