新型コロナの影響で、イベントなどが中止や延期に追い込まれている。弊社でも、企画に携わっている朝日フォトコン表彰式と作品講評会を2月に予定していたが、感染拡大防止のため受賞者を招いての式は取りやめに。代わりに、無観客による講評会などを実施、入賞入選作品展は例年通り開催した。
その様子を紹介するため、会場で動画収録を行った。当日、プロによる撮影に初めて立ち会ったが、知らないことが多く新鮮だった。「最初が肝心なので展示の映像から始めましょう」「リポーターが挨拶文を代読している時、映像はどうします?」「この言い回し、話し言葉では使わないですね」 台本を基に進められた収録。撮影者が都度都度、こちらが事前に気付かなかったところをビシバシ指摘してくれた。
紙と動画。制作に必要な技術はもちろん違うが、下準備、ツカミとオチ、分かりやすさ、構成力など読み手や視聴者を惹きつけるのに大切なことはそう変わらないし、どちらにしても人に何かを「伝える」ことは大変。でも、だからこそ面白いのだなと実感した。
なお、フォトコン作品展や講評会の様子を収録した動画は、近く弊社ホームページで公開する予定。興味のある方は是非、ご覧下さい。
(中島美江子)