「かわいいエプロン姿のお姉さんと笑顔でつくるふれあい空間」をキャッチフレーズに、様々な保育に関わるイベントを行ってきたJCCクラブは、育英短期大学保育学科の学生を主として構成されてきたサークルです。JCCは、「Junior Creative Club」の意味で、「子どもの創造力を豊かに育んでいきたい」という理念を基に1996年に創部されました。
具体的な活動としては、保育の実践的な活動計画と研究を行うために、短期大学に子どもと子育て中の親を招き、七夕会やクリスマス会などの企画を開催してきており、2004年度より筆者が顧問を担当しています。
近年では、子育て支援に関わる社会の変化を背景に、群馬県から採択された委託事業として、子どもとの遊びに関わるNPOとの連携や影絵劇団・紙芝居作家を招いた企画、昔遊びに視点を向けたコマやメンコを用いた企画などを展開してきました。また、3年前より、手作り紙芝居の製作にも力を入れ、地域の図書館を会場とした親子向けの実演を行っています。
顧問として関わりはじめた当初から、将来、保育者としての進路を選択する学生たちが、より多くの保育実践を体験する機会になるように、四季を感じる行事や行事に関連したおたよりの製作も進めてきました。その一方で、保育や子育てをめぐる社会的環境がここ10年程の間に急速に変化してきました。
そのような子育てをめぐる動向の中から、保育実践の研究テーマを広げ、活動を進める中で、外部での発表の機会も多くなってきており、昨年度は、新しい取り組みとして、地域の公民館での造形活動の企画にも取り組んでいます。今後は、さらに、子育てをめぐる様々なテーマを再発見し、楽しい子ども向けの企画を考えていきたいと思います。