新島短大がコース別に入学式開催

新島学園短期大学は今月3日、入学式を開いた。新型コロナウイルス感染予防のため、キャリアデザイン学科(140人)とコミュニティ子ども学科(37人)の2学科を午前午後に分け2回実施。スーツとマスク姿の新入生らは間隔をあけて着席した。保護者や来賓の参加はなく、時間を短縮するため入学者の点呼も省略された。また、讃美歌の全員合唱もやめ、同大聖歌隊がマスク着用で斉唱した。

岩田雅明学長は式辞で、「卒業時の目標を持ち、1日1日をよりよく生きることを心掛けて」とあいさつ。今月から学園長を兼務する湯浅康毅理事長は、「マスク越しの対面は残念だが、これが今できる最大限の形。コロナ問題が落ち着いたら学生一人ひとりと話し、精一杯応援する」と祝辞を述べた。また、新入生代表の加藤小雪さんは「入学式の実施は嬉しい。保育者として地域社会に貢献できるよう研鑽に励みたい」と述べた。自粛ムードの中での開催について岩田学長は「入学式は新入生にとっての節目。オリエンテーションも必要なため必要最小限の形で実施した。学生を守るため少人数での授業編成のほか夏以降への授業繰り越し、授業映像の配信も検討している」と話した。なお、授業開始を5月連休明け頃と想定し準備を進めているという。

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