新鮮なトウモロコシを食べに、きらっしゃい!!(Vol.167)

本州一の透明度『菅沼』 水上スポーツのSUPやカヌー体験もできます

片品村は尾瀬の麓にあり、関東で唯一特別豪雪地帯に指定されている人口4324人の小さな村です。
大自然に恵まれ、冬は極上のパウダースノーでウィンタースポーツが楽しめます! 一方、夏は都心より10度以上気温が低く、避暑地として多くの観光客で賑わいます。あまり知られていませんが、片品村には本州一透明度の高い湖、菅沼もあります。

そんな魅力満載な片品村で、私は「東京オリンピック2020」のホストタウンや新型コロナ対策などを担当しています。昨今の新型コロナウイルスでは、観光を主要産業としている片品村は計り知れないほど影響が大きく、本来であれば尾瀬ハイキングに行く人でいっぱいになるはずの季節にも関わらず観光客が少なく苦しい状況が続いております。

また、当村は昨年末からの暖冬による雪不足の影響でスキー場も苦戦している中、追い打ちをかけるように全世界を巻き込んでの感染症に日々、頭を悩ませています。第2波と隣りあわせで、自粛ムードか続く中、どのタイミングで積極的に観光客誘致を進めたらいいのか―手探りの状況下で、多くの人に片品村に来ていただき魅力を知って欲しいという気持ちと、感染症を広めてはならないという気持ちが交差しているというのが本心です。

まだまだ夏真っ盛り。状況を見ながら、涼しさを求め、片品村へお越しいただければ嬉しいです。今の季節、おすすめなのはトウモロコシ街道。国道120号を片品村から日光方面を北上すると、多くの農産物直売所が軒を連ねています。街道の長さは約4キロ。直売所は18軒にも上ります。

この地域は昼夜の寒暖差が激しいので、糖度の高い美味しいトウモロコシが収穫できます。「新鮮なトウモロコシを食べに、きらっしゃい!!」

 

片品村むらづくり観光課
竹内 祐二郎

【略歴】1993年高崎市(旧榛名町)生まれ。東京農業大学卒業後、県内の地方銀行に就職。2019年4月より、片品村役場へ転職。現在、「東京オリンピック2020」のホストタウンを務める中南米のホンジュラス共和国の魅力を紹介する企画展開催や月1回の村報紙「かたしな」発行など、村の広報活動を中心に担当

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