春本番!ぐんまの花✿

見ごろを迎えている県内各地の花の名所を紹介します。ソメイヨシノ、スイレン、芝桜、ネモフィラ、シダレモモなど色鮮やかな花々が辺りを華やかに彩っています

 

丘陵を埋め尽くす花の共演

太田・八王子山公園

太田の八王子山公園(市北部運動公園)では、見ごろを迎えた芝桜が5月上旬まで楽しめる。公園東側にある「見晴らしの丘」には約50万本の芝桜が植えられており、赤やピンク、白のコントラストが美しい。

西側の「憩いの丘」にはブルーのネモフィラやポピーが咲き、色鮮やかな花々が丘陵を覆いつくす。今年は恒例の「おおた芝桜まつり」が中止となったが、約18㌶の広大な敷地には、丘陵を活かした全長37㍍の滑り台やジョギングコースなどもあり、運動不足解消にも利用できる。まつり中止のため、今年は駐車料金が無料。同公園(0276・37・3434)。

 

様々な花が園内を美しく彩る楽園

館林・東武トレジャーガーデン

今年10周年を迎える館林市の東武トレジャーガーデンでは、5月初旬まで「芝桜&ネモフィラ祭り」を開催。一面に植えられた青いネモフィラの中に、小島のように植えられたピンクの芝桜が鮮やかなコントラストを作りだしている。担当者は、「暖冬の影響で例年より開花が進んでおり、中旬には見頃を迎えそうです」と話す。

入園料500円~1500円(開花状況によって変動あり)。同ガーデン(0276・55・0750)。

 

街道をピンクに染めるシダレモモ

みどり・花桃街道

みどり市小夜戸・大畑地区にある「花桃街道」で、花桃の品種のひとつ、シダレモモが見頃を迎える。

30年以上前から地元の人たちがコツコツと植え続けてきたもので、今では1000本を超えるシダレモモが、約2㌔の街道沿いをピンク色に染め上げる。今週末に予定されていた「小夜戸・大畑花桃まつり」は、コロナ感染拡大防止のため中止。同市観光課(0277・76・1270)。

 

湖面に映えるソメイヨシノ

富岡・大塩湖


群馬サファリパークに隣接する大塩湖(富岡)は、周囲3・2㎞の多目的人造湖。見頃を迎えた1000本のソメイヨシノが、湖の景観に彩りをそえる。

湖の周りは車でも一周できるが、徒歩で散策しながら、またボートに乗りながら水上からも楽しめる。同湖管理棟(0274・64・0446)。

 

 

残雪の谷川連峰を背景に咲く

みなかみ・諏訪峡 

水上温泉を代表する景勝地「諏訪峡」で、ヤエザクラやソメイヨシノが咲き始めている。利根川沿いに整備された遊歩道では、スイセンやレンギョウも彩りを添え、散策を楽しむことができる。

与謝野晶子の歌碑が建つ吊り橋「笹笛橋」からは、残雪の谷川岳をバックに咲く見事な桜が望める。諏訪峡には、玉廉の滝や竜ヶ瀬、坊岩など奇石の見どころも。

峡谷近くにある道の駅・水紀行館の担当者は、「例年桜の開花は4月20日頃ですが、今年は暖冬の影響で、すでに咲き始めている木もあります」と話す。同館(0278・72・1425)。

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