今年もまもなく夏本番を迎える季節となり、館林市のつつじが岡公園も夏の装いへと移り変わります。公園西側にある大徒渉池では高さ7㍍から水が噴き出し、子どもたちたちが楽しく遊びまわります。つつじが岡ふれあいセンターでは、バーベキューを楽しむ団体や家族連れが目立つようになり、すぐ横のパーゴラではヨシズの日陰にドライミストが噴き出す涼み処もオープンします。さらに、園内の木々は深い緑色で覆われ、芝生も青々と茂り夏の大自然を肌で感じることができます。
そして何といっても見事なのは、公園北側に面している城沼の花ハスです。幻想的で美しいその姿は、見る者を魅了してやみません。夏の城沼花ハスまつりは、7月10日~8月15日に開催します。期間中は花ハス遊覧船が運航され、城沼の花ハスの中を突き進むこの遊覧船は、まさにジャングルクルーズ! 手を伸ばせば花ハスに触れることができるほどの場所を通りながら、船頭さんが楽しく花ハスのことを教えてくれますよ。
また昨年、城沼のハスの中に縄文時代から自生していると考えられる固有の古代ハスが群生していることがわかりました。花弁が少なく、葉より低い位置に花が咲くのが特徴です。城沼の護岸から観察することができますので、公園を散歩しながら古代に想いをはせて、歴史を感じてみるのはいかがですか。
その他にも、世界各国の花ハスを展示したディスプレイロードを散策することもできます。自然の風をあびながら、きれいな花をご覧いただき、暑い館林で涼しく過ごしてみませんか。皆様のご来園をお持ちしております。