有楽町駅周辺は「ぐんま色に染まる!?」(Vol.143)

 

今夏、有楽町の交通会館で開かれた移住相談会のひとコマ
今夏、有楽町の交通会館で開かれた移住相談会のひとコマ

2014年(平成26)の「増田レポート」(全国の消滅可能性都市を実名公表。本県でも20市町村が該当)をきっかけに、東京一極集中の緩和と地方への移住促進が国策でスタートしました。今や全国で移住者争奪戦の様相で、各自治体による都内での移住相談会は年間1000回を超えると言われています。

本県でも年15回ほど開催していますが、相談者の7割以上は40代以下の現役世代。ICT(情報通信技術)や物流の発達は都会に住む必然性を減らし、他方、後継者不在による黒字倒産、耕作放棄地、空き家や負動産(お金を払ってでも手放したい不動産)など、変化を恐れない若者には、地方の課題こそ宝の山に見えているのでしょう。

では、他所ではなく、群馬に暮らすことの魅力とは? 先日公表された地域ブランド調査で本県は全国45位。一方、移住希望地ランキングでは直近で14位と検討しています。

移住相談の現場で聞こえてきたのは、①都内に近い、②子育てしやすい、③農業にトライしやすい、の3点。①新幹線を使えば、みなかみ町からでも都内まで66分。ゆったり座ってラクラク通勤。②ノビノビ外で遊べる環境、プラス全国トップクラスの物価の安さ。③過疎地域への移住者に占める農林業就業者の割合は、東日本でトップ。日照時間の長さや大市場への近さがアドバンテージ。皆さんが考える「ぐんま暮らし」の魅力は何でしょう?

来る11月24日には、JR有楽町駅前広場及び交通会館12階で本県史上最大、全国でも最大規模の「体験型移住フェア」を開催します。移住相談プラス、特産物の即売、ライブ、だんべえ踊り、工作体験など、東京のど真ん中で「ぐんま」を五感で感じてもらうイベントです。総勢200人以上のスタッフで、群馬の魅力をしっかり伝えてまいります!!

 

群馬県地域政策課 過疎・地域企画係 補佐 勝見 洋介 さん

群馬県地域政策課 過疎・地域企画係 補佐
勝見 洋介 さん

1994年入庁。自然公園管理、地域文化振興、中心市街地活性化、少子化対策などに携わり、2017年4月から同所属。担当分野は移住促進、地域おこし協力隊、過疎対策など

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