地域おこし協力隊リレーコラム 地域の魅力を発信!
県内で活躍する「地域おこし協力隊」が日々、取り組んでいる活動や地域の魅力、おすすめのスポットなどを紹介します。不定期連載。
※地域おこし協力隊って何?
2009年、国の事業として創設された「地域おこし協力隊」は、都市部で暮らす人が人口減少や高齢化が進む過疎地域などへ移住し、地方公共団体の委嘱を受け最大3年間の任務中に様々な地域活性化事業に従事。その地域での起業や定着に向けて、必要な知識を学ぶ。県内では、21市町村で98人(2020年11月1日現在)が活躍中だ。農業や林業、製造業などに携わるほか、SNSでの情報発信や特産品開発、イベント企画運営、住民生活支援など、活動は多岐にわたる。なお、県内の隊員の活動情報はポータルサイト(https://chiikiokoshi-gunma.jp/)で発信中!
着任から、まもなく2年。現在、木工技術を習得するため村内の工房で修業中です。それまで木工に携わった事は無く、完全にゼロからのスタートでした。元々絵を描いたりする事が好きで、ものづくりに興味がありインターネットでたまたま見つけた地域おこし協力隊の木工家見習いの募集に応募しました。
現在は、子ども用の家具やおもちゃを作っている「木まま工房」で機械や道具の使い方、加工の方法、木の性質など様々な事を教えて頂いています。今後は自分のオリジナル商品を増やしていき、それらをどのように販売していくかを考えています。
上野村は豊かな森林に囲まれた山村で、美しい自然がたくさんあります。季節ごとの山々や、驚くほど奇麗な星空などはこの場所に来なければ見ることのできなかった風景です。村内にはコンビニも大きなスーパーマーケットもないですが、その生活に慣れてしまえば特に不便は感じません。
分からないことがあれば、村の方たちに相談に乗ってもらったり、野菜のお裾分けをいただいたり、コンニャクや甘梅(青梅の甘酢漬け)作りを教えてもらったりしています。
私は一番シンプルな地域おこしとは、その地域を好きになる事、そしてその場所で普通の生活をしていく事ではないかと考えています。今後も村での生活を楽しみながら、技術を磨き木工の魅力を伝えていきたいです!
上野村のおすすめ
①スカイブリッジからの風景
高さ90メートル、長さ225メートル、歩いて渡れる吊橋で上野村を一望できるスポットです。高所恐怖症の人には、スリル満点かも? 時間によってはしゃぼん玉が舞う風景を見る事ができます。
②木工品
上野村の木工品は、器やおもちゃ、家具など一つ一つ手作りの心のこもった品です。各作家さんの工房のほか、川の駅や道の駅などでも購入する事ができます。お気に入りの作家さんを探してみては!。