桐生・織都の歴史伝える長屋が復活

交流施設「カイバテラス」「グンマーくん」ショップ開催中

桐生市本町一丁目の買場通りに賑わいを作ろうと、今月13日に交流施設「カイバテラス」がオープンした。1882年(明治15)に建築された長屋を活用した建物で、記念企画の第1弾としてキャラクター「グンマーくん」ショップが今月30日まで開催されている。

長屋は、昭和初期まで織物を扱う定期市「買場」として使われ、交流施設「買場ふれあい館」となっていたが、2016年に火災で焼失。桐生の織物の歴史を伝える貴重な建物を残そうと、所有者らが国、県、市と協力修復し、復活となった。

記念企画では、富岡出身のイラストレーター・マルヤママナブさん(39)が手掛けるマンガ「yakimanjudayz」の主人公「グンマーくん」のオリジナルグッズを販売中。髪型が群馬の形をした愛らしいキャラクターが店内にあふれている。缶バッジやトートバッグ、ワンポイント刺繍を施した新作のリメイクシャツなどが並ぶ。

マルヤマさんは「新しくできた素敵な場所で、僕自身がとにかく楽しみながら描いたものでいっぱいです。見た方も楽しんでくれたら嬉しいし、自分が住む地域に愛着を持つきっかけになれたら」と呼び掛ける。(カイバテラス0277-46-6550、マルヤマさんインスタグラム=@yuraistudio、一部は終了後も販売する)

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