みなかみは若葉が芽吹きはじめ、例年より早い春を迎えています。野山を歩くと春めいた香りに包まれ、1年の中で最もオススメの季節です。
週末を中心に、高崎駅から水上駅を往復するSLも走ります。高崎駅を午前9時56分に出発し、約2時間かけて水上駅まで疾走。車窓からの景色は素晴らしく、利根川が織りなす渓谷「諏訪峡」では運が良ければSLに合わせて飛ぶバンジージャンプが見られるかもしれません。
水上駅に着いてからの過ごし方としては、転車台が見所。重量約126㌧の車体が回転する姿は圧巻です。上越線を乗り継いで越後湯沢駅まで往復するのもおすすめ。
越後湯沢駅から水上駅までの間(上り)に2カ所あるループトンネルは、単線の頃、峠の標高差を緩和するために設けられ、その名の通り線路が山中でループしています。先日、ループを体験するためにコンパスを持って乗ってみました。果たしてコンパスはどうなったでしょうか…。試してみてのお楽しみです。午後3時20分に出発して高崎へ向かう帰りのSL乗車では、日が落ちて、旅情を感じることができます。23日から1カ月間、ノルン水上フラワーガーデンで行われる「すいせん祭り」ではスキー場のゲレンデ一面に植えられた90種類100万株が楽しめます。リフト運行もしていますので、ゲレンデ高くから遠くに残雪の谷川岳や武尊山、遅咲きの山桜も一望できます。
また、来月3~7日には夜の「すいせんライトアップ」、7・14日の2日間は「春の星の鑑賞会&キャンドルナイト」も実施されます。こちらのイベントは、夏に谷川岳で開催されている「谷川岳天神平星の鑑賞会」の地元ボランティアガイドメンバーが集結して、楽しく星のご案内をする特別企画です。
「春のみなかみ町」は、様々なイベントをご用意しておりますので是非、お越し下さい。