メディアというと、プロの人たちが作っているもの、と思われる方が多いかもしれません。現在、私は敷島公園やるなぱあくの指定管理をしているオリエンタル群馬の研究員として、主に前橋市や中心市街地の情報を発信するメディアの編集長として、「前橋〇〇新聞」や前橋〇〇特区アーカイブ「days」、前橋市観光パンフレット「kurun」などを刊行してきました。そこで痛感するのはメディアの持つ意味や価値の大きな変化です。
前橋のまちなかは、大きな変化を遂げつつあります。若い人たちが積極的にまちに関わりはじめ、新しい活動を始めています。その絶対数はまだ大きなものではないですが、確実に根付き、まちに住む人の意識を変え始めています。私が携わってきた上記のメディアはそれらを紹介するといった側面も大きかったのですが、いわば彼らと一緒に作ってきたものでもあります。そこには、新聞や雑誌のプロフェッショナルではなく、さまざまな人たちが関わり、自分たちの活動を面白がりながら、その面白さ自体を発信するものでした。
地域社会にある、数は少ないかもしれないけれど、面白がってなにかをやっている人たちが、その面白さを発信する。そこにこそ新しいメディアの可能性を感じます。
折しも22日から、前橋では前橋45daysがスタートしますが、私はまたそこで、45日刊新聞を、群馬大学の学生さんたちを巻き込みながら作っていきます。現在、その準備で大わらわですが、みんなとても楽しみながらやっています。
限定100部ですが、前橋のまちなかで目にされた際は、ぜひ手にとってみてください。メディアの、地域の、新しい可能性を感じられるかもしれません。WEBにもアーカイブされていきます。