第1回「食レポ」 いせさき子ども餃子「Nana(なな)」
伊勢崎市産の小松菜を使い、甘いみそ味に仕上げた新感覚の冷凍ギョーザ。今月8日から同市内のスーパー「フレッセイ」7店舗で販売が開始されたと聞き早速、食べてみた。
12個入り税込238円。一個約20円とお手頃価格だ。パッケージの記載に従って調理。凍った水溶き片栗粉と一体化したギョーザをフライパンに並べ、蓋をしてから点火。くっつきにくいフライパンなら水も油も不要という。約5分蒸し焼きにした後、水分を飛ばしてごま油をかけるとパリパリの羽根つきギョーザが完成した。
この商品の最大のポイントは何と言っても名前「Nana」の由来でもある小松菜がたっぷりと入っていること。断面を見ても濃い緑色がしっかりと主張しており、食べるとシャキッとした歯ごたえを感じる。が、独特の苦みはほとんどない。
窓口である同市農政課によると、このギョーザは農産物の6次産業化などに取り組む市内の農家らでつくる「伊勢崎市『農&食』戦略会議 地域連携部会」が、地元の食品メーカー、食肉加工会社と連携し開発。小松菜は子どもが不足しがちなカルシウムや鉄分を多く含む食材で、年間を通して市内で安定確保できる野菜であることから主役にすることにしたのだとか。
あん自体にしっかり味がついているため、タレ無しでも十分。甘めの味噌と豚肉がうまくマッチし、口の中にコクと旨味が広がる。ニンニクや香辛料も不使用でタイトル通り子どもでも食べやすそう。また、冷めても皮のもちもち感があり、担当者が「弁当にオススメ」と言うのも納得だ。
年齢や場面を問わず、いつでも誰でも気兼ねなく食べられる「いせさき子ども餃子」。冷凍庫に常備するおかずの一つに加えたい。
問い合わせは同課(0270-27-2757)へ。