「群馬県住みます芸人(※)」として活躍する、みどり市出身コンビ「アンカンミンカン」の川島大輔さんと富所哲平さん、富岡市出身の岩瀬ガッツさんの3人が、それぞれの立場から群馬に根差した独自活動を通して感じたことを、ユーモアたっぷりにつづります。月1回連載予定。
※2011年4月からスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、吉本興業の所属芸人が47都道府県に実際に住み地域を盛り上げいく活動。
「群馬県住みます芸人」がコラムを書かせていただけることになりました。今月は僕、アンカンミンカンの川島、来月は相方の富所、再来月はピン芸人の岩瀬ガッツと、3人がローテーションで担当します。
「群馬県住みます芸人って何?」という方も多いと思いますが、詳しく説明すると長くなるので簡潔に説明すると……「群馬で活動する吉本の売れてないご当地芸人」です。アンカンミンカンは2011年から住みます芸人をやっているので、今年5月で丸8年になります。
みどり市出身・在住で、県内のイベントなどを中心に活動し、北は嬬恋、南は板倉まで幅広く駆け回っています。東京で活動する芸人と比べて一般の方々との距離が近く、お話をする機会がたくさんあります……というか一般の方々としか会話をする機会がありません(笑)。そして、その会話の中でよくイジられます……「アソカソミソカソ?」「ナンデンカンデン?」「U字工事……あ、そこまで売れてないか!」と、みんな言いたい放題(笑)。
そんなある日、地元の祭りで会った県外の方に「群馬が未開の地って本当?」と聞かれました。「いや、あなたが普通に来ている時点で未開の地ではないでしょ!」というツッコミは心にしまい「そんなわけないじゃないですか!」と無難な受け答えをし、恐る恐るスマホで調べてみると「原住民が生活する秘境グンマー」「県庁が藁の家」「県境に銃を持った県職員が立っている」など無数の誤情報が・・極めつけは「群馬 画像」で検索すると外国の原住民の画像が出てくる!
そう、群馬はイジられているのだ!芸人の世界ではイジられることは「おいしい」とされている。選ばれし者だけが味わえる甘い蜜なのである。そして「イジり」の中には必ず「愛」があり、イジられた数=愛されている数なのだ(多分)。愛されている群馬で芸人をやれていることは実に誇らしいこと。これからも群馬に負けないくらいイジられる芸人になるために、U字工事……いや、アンカンミンカンは精進します!次回の担当コラムでは、そこら辺のエピソードを書いていきたいと思いますので、乞うご期待。