群馬の『かわいい文化』を発信(Vol.131)

4月開催GKCぐんまかわいいかるちゃー終了後スタッフのみんなと

ノーベル平和賞のケニア人女性が用いた「Mottainai(もったいない)」のように、「Kawaii(かわいい)」は今や世界共通語。21世紀に入って、世界に最も広まった日本語ともいわれています。

2年前の2017年8月、「ぐんまの可愛いはここから始まる」をテーマに、文化やクラフト作品を集めた「GunmakawaiiCulture」を初めて開催しました。きっかけは3年前。サンリオピューロランドで開かれた記念イベント「ProkawaiiFestibal」にセラピストとして参加し、同じく審査に通って出展者した方々の「かわいい」を作り上げるレベルの高さに衝撃を受けたからです。とはいえ、「群馬にも負けない人材と力はある」「発信力とプロデュース力が東京に比べて弱いだけ」という思いから、志を同じくする仲間と共にプロジェクトを始動させました。濃淡ピンクの風船で会場の床を埋め尽くそうという夢を抱き、無心で開催準備をしたのを思い出します。

群馬の「かわいい文化を国内外に発信する」をコンセプトに動き出した時、「申請に挑戦してみては?」と群馬県から声をかけて頂き、内閣府が推進する「beyond2020認証プログラム」に承認されました。日本文化の魅力を発信する文化事業として認められたことが、大きな一歩になり今に至ります。

2周年となる今年は、4月の前橋プラザ元気21でのイベント「GKCぐんまかわいいかるちゃー」を始め、8月の東京都調布PARCOでの期間限定ショップやマリエール高崎でのコラボマルシェなど、かわいいプロジェクトを県内外で計6回展開します。日本文化である「かわいい」は、どこからどこまでがそのカテゴリーなのかは未知数で多種多様。その分、可能性は無限にあると感じています。パリ五輪や大阪万博も視野に入れ、今後、GKPは一般参加型プロジェクトやECサイトなど、新しいスタイルの発表を目指しています。

現在、私の仕事はカメラ会社、セラピスト、そしてGKP代表の3本柱。異業種のため、多方面から「かわいい文化」を覗くことが出来るのもプラスで、各分野の文化とリンクさせるプロデュース力をつけることも今後の課題の一つです。ゴールはまだ先。「ぐんま=かわいい」の風が吹くまでプロジェクトメンバーの野望は続きます。

 

ぐんまかわいいプロジェクト
代表 若井 弘子さん
【略歴】76年前橋市生まれ。神奈川大学卒業後、メーカー、サロンに勤務。現在、株式会社ワカイカメラに勤務する傍ら、アロマと足耳ツボの資格を取得しセラピストとして「アロマーマ」を主宰。2013年より県内外のイベントに出展を始め、主催運営に携わる。2017 年、「ぐんまかわいいプロジェクト」を設立。代表に就任。

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