群馬の豊かな「食」を知るきっかけに(Vol.92)

東吾妻町箱島で養殖業に励む池田親子とブラッスリーローリエの井田昭彦シェフ

当館のレストラン「ブラッスリーローリエ」では、7月から2カ月間にわたり「ぐんま食のフェア」を実施します。開催に向け、群馬県内の生産者さんを訪問し、生産現場の見学や扱っている食材の特徴を直接、伺って参りました。

訪問させて頂いた生産者さんは、当然ながら皆さん真摯に食材と向き合っています。手作りの味と食感、そして地産にこだわり、世界にも目を向けるこんにゃく屋さん。運営を息子さんに譲り、厳しくも優しいまなざしで見守るお父さんは、新たな養殖に挑戦中!な、家族二人三脚の養魚場さん。かかあ天下を地で行く、(かかあ天下は働き者の女性という意味で、恐妻家という訳ではございませんよ!)若手女性農業者の皆さんなど、その人となりも魅力的で個性的な方々にお会いすることができました。

食という漢字は「人」に「良」と書きます。文字通り、訪問先の方々のような良い人たちに群馬県の食は支えられているのだと感じました。

群馬県の農地は、標高10メートル~1400メートルまで幅広い地域に分布しています。こんにゃくにキャベツ、キュウリに枝豆、梅にホウレンソウなど私たちの日々の食卓にも並ぶ食材から、ギンヒカリや上州和牛を始めとした銘柄牛など日本国内はもとより、世界にも誇れる食材まで、それぞれの自然環境を生かした様々な農畜産物が生産されています。

食べることは生きること。美味しいと感じるものは、私たちに豊かな心をもたらしてくれます。今回のフェアを通して、より多くの人に群馬の豊かな食を知って、お召し上がりいただくきっかけになればと思います。

 

株式会社ホテルメトロポリタン高崎
営業企画部副課長 齋藤 卓さん
【略歴】1978年福島生まれ。高崎経済大学卒業後、2010年10月に株式会社ホテルメトロポリタン高崎入社。宿泊部を経て2013年から現職。企画と広報、販促を担当

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