群馬を“お花×SNS”で盛りあげよう!!(Vol.107)

今春、イングリッシュガーデンを開設。ガーデンを通して花の魅力発信に力を注ぐロックハート城

今年の都道府県魅力度ランキングが発表されました。群馬は42位。観光に携わっているものの一人として、残念というより、「なぜ?」の気持ちが強いです。豊かな自然、温泉、粉食と誇れるものが多い群馬県。しかしながら、良さが伝わりきれておらず、同じことを売りとしてる他県も多いため、埋没してしまっているのではと危惧しております。

私が勤務しているロックハート城は、今春のイングリッシュガーデン開設を機に、近隣のガーデン施設さまとの企画連携やぐんま花の駅に加盟させて頂くなど、ガーデンを通して花の魅力発見と発信に力を注いでおります。今、私どもが推進しているのはアートやSNSなど、共通のテーマをキーワードにした複数の庭園を結んだガーデン街道です。

観光を地方創生に結びつけるために、点を線に、そして面にしていくとはよく言いますが、つながるからこそ創造性が高まり、新たな魅力が生まれ、さらに別の魅力へと増幅していくものだと思います。

タイムリーなことに今、国交省がガーデン巡りを訪日外国人旅行者への新しい魅力発見の切り口として着目し、地方への誘導を図り始めているところです。背景には、植物との関わり方が、これまで育てることに関心が向けられていたのに対し、暮らしを楽しむためのデザインに変わってきていること。社会現象にもなった「インスタ映え」によりガーデンを訪れる目的が「観る」から「撮る」にシフトしてきており、お花を愛でる年齢層も中高年層に加え、若年層へと拡大してることも関係してると感じます。

人を内面から綺麗にしてくれる魔法のアイテム〝お花〟! 深まる秋、時間を気にせず、お花三昧の時間を楽しまれてはいかがでしょうか?

そして、〝お花〟という視点で群馬の魅力を再発見しSNSでアピール。ぐんまちゃんがゆるキャラグランプリ1位を取ったのと同様、都道府県魅力ランキング上位を県民の皆さんで狙ってみようではありませんか!

 

ロックハート城 観光部
部長 斎藤 稔 さん
【略歴】58年前橋生まれ。93年よりロックハート城勤務。集客企画、広報などを主に担当。趣味はガーデニングとビール飲み比べ。

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