「るなぱあく RE‐BORNけいかく」 私が勤務する(株)オリエンタル群馬が2014年から「前橋市中央児童遊園」(以下、るなぱあく)を管理運営するにあたって設定した運営コンセプトです。
前橋市民が60年以上愛してきた〝るなぱあく〟を次世代の子どもたちに残していくため、如何に古き良きものを残し、新しいものを取り入れて魅せていくのかが私たちのミッションでした。
この4年間の主な取り組みは「老朽化した遊具の休止を減らす予防保全型の整備」「30~40歳代のお母さんをターゲットとした広報」「行政や企業、市民との連携による多様な企画」「利用者ニーズに応える屋内休憩施設(おむすびのマム)の設置」があります。
その結果、前橋市民だけでなく日本全国からご来園いただき2017年度(平成29)の年間利用者数は170万人を越える施設となりました。そんな中、私は来園した親子が遊具運行スタッフと会話している様子や職業体験イベント〝おむすびのマム〟での食育イベントなどに参加している様子を多く見てきました。それらの様子を見ると〝るなぱあく〟は、ただ単に遊具を楽しむだけの遊戯施設ではなく、現代の消費社会では少なくなった、他者との接し方や自らが物事を考え行動することなど社会性や感性を養える教育施設へ変化しているようにも思えます。利用者数だけでなく利用目的も変化している。まさに「生まれ変わった〝るなぱあく〟」ができつつあるのかもしれません。
これからも新時代に向けて〝るなぱあく〟を拠点に群馬・前橋における暮らしの豊かさを実感できる仕掛けづくりをしていきたいと思います。