新年、あけましておめでとうございます
2021年が始まりました。新春特別号は「開運」をテーマにお届けします。昨年は、コロナウイルスに振り回された一年でした。この重苦しさを断ち切って、少しでも明るい気持ちで過ごせるよう、開運にまつわる県内のさまざまなスポットや縁起物などを集めて紹介します。
※情報は急に変更されることもあるため、必ず事前確認を。
「日本一のだいこく様」とユニークなお守り人気
下仁田・中之嶽神社
妙義山のふもとにある下仁田の中之嶽神社(工藤貴弘宮司)。長い石段を上がった先に鎮座する天然の「轟岩」をご神体とするため、本殿はなく、隣接して幣殿と拝殿のみが建っている。
境内には大国主命(おおくにぬしのみこと=大黒天)」を祀った「甲子大国神社」があり、年に6回ある甲子(きのえね)の日に行う大黒天の縁日「甲子祭」が300年にわたり続けられている。甲子は十干十二支の最初にあたり、縁起が良く運気が高まる日。今年最初の甲子祭は1月15日(甲子の日16日の前日)午後11時半から開始し、子の刻(午前0時)をまたいで行われる。2005年には、氏子崇敬者らにより高さ20m、金色の「日本一のだいこく様」が造られ、同神社のシンボルとなっている。
また、同神社では「甲子」にちなんだ「野球お守り」が有名。近年は、ご神木入りの「気力守」や、縁結びや縁切りなどの願いを書いたお札を入れて所定の場所に結びつける「願い玉」、だいこく様にちなんだお守りや通帳入れなども人気。さらに今年は甲子大国神社拝殿の天井画をデザインした特別御朱印「祥運の龍」も正月限定で頒布(800円)。同神社(0274-82-5671)。
数量限定 お正月アマビエ&干支だるまセット
高崎・大門屋
高崎市の大門屋(中田純一代表)では、疫病退散のアマビエだるまと、今年の干支だるまの“幸せぎゅうぎゅう(牛牛)詰め”セットを数量限定で販売中。無病息災、開運厄除が揃うオリジナルの新作だるまだ。
大人気のアマビエだるまは、お正月らしい紫とやわらかな桃色で仕上げ「万能の強運色」とされる金色で鱗を描いた。干支だるまには、牛の模様として背中に縁起物のひょうたんを6個ちりばめ、「六瓢=無病(むびょう)」息災で過ごして欲しいとの思いを込めた。また、両だるまを並べると、縁起の良い五色幕の色(白・赤・黄・緑・紫)が揃うようデザインされている。同市圓福寺代表の女性僧侶 眞円が描き、住職が開運厄除けの祈願をした絵葉書付き。税込3850円。同店(027-323-5223)。
まあるい 餃子 食べた分だけ運気UP!
高崎・開運食堂 だるま餃子.com
高崎市のシティハイム田町1階にある「開運食堂だるま餃子.com」。縁起の良い名前の餃子店を営む仁田山眞吾さん(栃木県出身)は、2011年の東日本大震災の時に妻の実家がある東北でボランティアを経験。被災地にいつでも駆けつけたいと割烹料亭の料理人から自営業への転身を決意。翌年、正月の夢で見た「だるま」と「餃子」をヒントに、だるまの里・高崎で開業を果たす。
厚みのある皮と、豚肉、キャベツ、白菜、ニラ、玉ネギが入った餡。焼き餃子=写真中央=は外はカリッと中はジューシー。若返り効果があるとされるシナモン入り。「魔除けの赤を、なるとで表現しています。たくさん食べて運気と免疫力をアップしてください」と話す。スープ餃子、餃子ピザなども人気。ネット通販(https://www.darumagyoza.com/)あり。5日まで臨時休業。月曜定休。平日午後5時~、土日祝日 午前11時~。同店(027-329-5803)。
県内初登場 「魚」+「占」い=鮎みくじ
前橋・上野総社神社
前橋にある上野総社神社では、今年の干支「丑」をモチーフにした大絵馬が掲げられているほか、開運・厄除けのお守りや絵馬、土鈴などを授与している。五穀豊穣や無病息災の願いが込められている「俵牛」の絵馬や紅白の「丑土鈴」を用意。昨年の子年に登場した招き猫ならぬ招き干支も今年は「丑」バージョンに。また、同神社では、鯛のマスコットと一緒におみくじを釣り竿で釣り上げる「鯛みくじ」が人気だが、今年は群馬県の魚「アユ」をおみくじとセットにした「鮎みくじ」が初めてお目見え。鮎は漢字で「魚へん」に「占」と書くことから、運勢を占うおみくじと掛け合わせた。鮎のマスコットは総社神社オリジナルだ。根岸義貴宮司は、「今年はコロナが早く終息し、世の中が平常に戻って穏やかに過ごせるよう願っています」と話す。
分散参拝を促すため、初詣期間を節分(今年は2月2日)まで延長している。同神社(027-252-0975)。
マリア像の祈りが込められたパワーストーン
高山・ロックハート城
ヨーロッパの古城を移築した高山村の「ロックハート城」では、マリア像の建つ小高い丘「風と光の丘」が「パワースポット」として注目を浴びている。昨年3月、開運アドバイスなどを行う運命学研究家・宮沢みち氏の監修を受け、園内にもともとあったマリア像周辺を整備。像は、ロックハート城伝説の「赤いパワーストーン」を埋め込んだイタリア産白大理石の建屋に納められ「ROSSA MARIA(ロッサマリア)」と名付けられた。
このロッサマリアによって浄化されたパワーが込められているという装飾グッズ「サンキャッチャー」は、開運のインテリアや恋愛成就のお守りとして人気。窓辺などに吊るすと、太陽の光を受けて輝き、石に当たった日光がプリズムのように乱反射して虹色の光を空間に作り出す。レッド(全エネルギーをアップ)、イエロー(金運)、ブルー(仕事運)、ピンク(愛情運)、グリーン(健康運)の5種類。税込各2750円。また、ストラップも同様の5種類で各1350円。園内の売店で販売中。Webショップで通信販売も行っている。同城(0279-63-2101)。
福を呼ぼう 七福神祀る寺社を参拝
館林
七福神を祀る寺社を巡る「七福神巡り」。館林市では、宝船の描かれた特製の色紙に朱印を押しながら、茂林寺(大黒尊天)、長良神社(恵比寿神)、尾曳稲荷神社(弁財天)、善長寺(寿老尊)、善導寺(毘沙門天)、雷電神社(福禄寿)、普済寺(布袋尊=写真下)の7カ所を参拝する「つつじの館林七福神めぐり」を9日からスタートする。各寺社で頒布する宝船色紙(800円)に参拝印(各200円)を押す。期間は31日まで。7カ所押印済みの色紙も2500円で授与(8日まではイベント開始前のため2200円)。同館林七福神会事務局(0276-72-2037=普済寺、公式HP =https://tutuji7fuku.com/)。
11日には約15㎞の道のりを歩きながら七福神めぐりを楽しむウォークラリーを開催する 。荒天中止。要電話予約(先着40人)。参加希望者は4~6日に同市スポーツ振興課(0276-74-2611)へ。。