今日25日から3日間、高崎の城南球場ではジャパンカップ国際女子ソフトボール大会が行われる。日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアという世界の4強が、トップレベルの戦いを繰り広げる。昨年優勝の日本が目指すはもちろん連覇だ。本日付の弊紙1面でも、県勢中学生ソフトの活躍を取り上げた。群馬ではまさに今、ソフトがアツいのだ。
かくいう私も、かつてはソフトに興味はなかった。17年前に住んでいたマンションに当時の日本代表チームの捕手で主砲、地元の実業団チームに所属する選手がいた。駐車場ですれ違う時に挨拶する程度の間柄だったが、男性顔負けの鍛え上げた肉体で近所をランニングする姿などを目にするうち、応援したい気持ちが盛り上がった。
そして、00年のシドニー五輪で日本は銀メダルを獲得。彼女が帰国してすぐ、朝のゴミ出しで会った際に思い切って声をかけると、無造作にポケットからメダルを出して見せてくれた。まだ幼かった我が息子達を抱き上げ、爽やかな笑顔で記念撮影に応じてくれたその人は、現・太陽誘電の山路典子監督である。
今大会でも山路さんは日本チームのアシスタントコーチを務める。選手20人のうち半数は、ビックカメラ高崎と太陽誘電の県内2チーム所属の選手が占める。山路さんは私のことなど覚えていないだろうが、近所のオバちゃん根性全開で、今大会での健闘、そして20年東京五輪での活躍に期待する。
(野崎律子)