朝晩鳴くコオロギや赤トンボ、日に日に秋の気配を感じます。みなかみ町には「月夜野」という美しい地名があります。平安の歌人が、この地に昇る月を見て「よき月夜のう」と呼んだことが由来の一つとされています。
今月27日の中秋の名月の夜、上毛高原駅西側にある嶽林寺で今年7回目になる月夜野のお月見会「指月会」を開催いたします。境内に飾られた千を超えるキャンドルの明かりの中、普段なかなか聞くことができない篠笛や笙の演奏、お呈茶体験が楽しめます。
この行事は同協会月夜野地区メンバーが、地名を活かした活動を通して月夜野の良さを伝えたいと始めたものです。今では本堂で演奏を鑑賞できる限定チケットは当日前に完売に。チケット不要の境内で月を愛でるお客様も多く来場いただけるまでに成長しました。
お月見会と負けず劣らずの人気イベントがあります。「水上温泉バル」(10月1〜4日)で、今年で3回目を迎えます。このイベントは、3枚つづりチケット(2000円)を購入すると水上温泉街の呑み屋さん3軒がはしごできる呑み歩き企画です。1枚つづりで参加店のバル専用オススメメニュー1品と1ドリンクが楽しめるため、普段なかなか行けないお店にも気軽に立ち寄れます。
何と言っても温泉街の人情に触れたり隣り合った参加者と意気投合したり、裏路地の居酒屋を見つけたり呑み歩きならではの新発見が大きな魅力です。
皆さまには上越線でお越しいただき、温泉と合わせ楽しんでもらえたらと思います。この秋は、みなかみにぜひお出かけください。イベントのお問い合わせは、当協会まで。