ちょうちんの出荷最盛期

熟練技、一つひとつ心を込めて
こうげつ人形 高崎

高崎駅東口の「こうげつ人形」(渡辺忍社長)では、ひな人形や五月人形などの繁忙期が終わり、現在は夏祭りやお盆のちょうちん製作のピークを迎えている。

祭り用は、山車などで使用する高張ちょうちんを始め、赤ラインが入った定番の千社札型やカラフルな江戸型、多色三面型など10種類以上を扱う。製作には2週間も要する大きなものもあるという。また、お盆用は、様々な家紋や薄墨タイプなど一つひとつ手書きで対応している。

夏の行事を控えた6月、7月は、県内はもとより全国各地からインターネットや電話で注文依頼が入るという。同社の担当者は、「手間暇かかるため、全国の工房は年々減少しています。これからも日本の伝統文化である粋なちょうちん作りに全力で取り組んでいきたい」と話す。ちょうちんは1個7980円(税別)~。同店(027-327-2223)。

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