秋の味覚といえば、さつま芋と栗。今が旬の「群馬の芋栗スイーツ」を紹介する。
焼き芋や芋プリン、芋けんぴなど芋づくし!
館林 菓処芋いつも
館林市の国道122号線沿いに、先月新しく誕生したさつま芋スイーツ専門店「菓処芋いつも」。焼き芋に大学芋、プリン、ソフトクリーム、芋けんぴ、スイートポテトなどを通年で提供する。店内で揚げている芋けんぴ(小340円、大520円)や塩味とブラックペッパー味の芋チップス(410円)=写真右=が特に人気で、午前中に売り切れることも多いという。「プリンなのに、まるでお芋を食べているよう」と好評の「芋いつもプリン」(380円)=同左下=は、店内工房で製造した焼き芋をていねいに裏ごしした特製ペーストと榛名牛乳を使用した逸品。「贅沢おいもんぶらん」(720円)は、購入した人の目の前でジェラートの上からお芋ペーストをかけてくれるまさに贅沢なスイーツだ。
「生活にいつもお芋を」をコンセプトに初出店したのは、邑楽町で総合ビルメンテナンス&総合人材サービスをするオオラ美装。同社の岡田勇一代表取締役(49)は、「時々、生産が追い付かないこともあるほどお客様に喜んでもらってとても嬉しい。芋スイーツでこれからも笑顔と健康を届けたい」と意気込む。火曜定休。同店(0276-55-3260)。
手間ひまかけて育てた栗やさつま芋をスイーツに
前橋 はなぶさ有機農園
前橋市嶺町と小坂子町に観光農園がある「はなぶさ有機農園」の手作りお菓子工房「スイーツキッチン」(同市嶺町)では、有機栽培した栗やさつま芋を使ったスイーツを提供している。一番人気は「栗パフェ」(1200円)=写真右。なめらかな舌触りの栗のモンブランクリームや味の濃さが際立つ渋皮煮や栗そぼろ、自家製の栗のジェラートなどがのる。様々な栗の風味が口いっぱいに広がり、栗本来の食感も楽しめる。器の底には、ほうじ茶ゼリーが入り、甘すぎず落ち着いた味にまとまっている。このほか、和栗がぎっしり詰まった「ロールケーキ」(500円)や、もっちりした生地でさつま芋ジャムを包み、芋のソテーをトッピングした「クレープ」(800円)など豊富な芋栗スイーツが、テイクアウトの他、屋外=同左=でも味わえる。
事業部長の林敦(42)さんは、「手間ひまかけた栗や果物を、さらに手間ひまかけてスイーツにしています。ぜひ味わって」と呼び掛ける。小坂子園では栗拾い(入園料300円、1㌔1500円、~10月下旬)、嶺園では、芋掘り体験も(入園料は同、1㌔800円、~11月下旬)。予約制火曜定休。同工房(027-288-8888)。