専門学校生が音響や演出担当
佐波伊勢崎地区高等学校軽音楽顧問部会は先月末、前橋のアーツサウンドビジュアル専門学校で合同の演奏会「高校生音楽フェスティバル大作戦~夏の陣~」を開き、県内7校から24バンドが出場した。
同フェスは高校生らの音楽性や技術向上を目的に毎夏開かれ今回が7回目。16年から同校開催となり、舞台演出や音響を同校生が担当する。各バンドは、ギターを抱えて飛び跳ねたり、バラードをしっとり歌い上げるなどスタイルはさまざま。ステージ下では高校生らが腕を振り声援をおくっていた。同部会代表で伊勢崎清明高校の青木伸泰教諭は「軽音楽部は多くの高校にあるが、本県には全県統括の組織がなく発表の場も少ない。全国のレベルは高いので、このフェスを機に互いが刺激し合い技術向上できれば」と話した。バンド名「とまと」で参加した渋川工高の庭山桃歌さんと目時光涼さん、茂木大暖さん(以上3年)、目時菜結さん(1年)の4人は「照明や演出が本当のライブのようで観客の反応もよく気持ちよいステージだった。3年生は卒業してしまうが、ずっとこのメンバーで演奏を続けたい」と話した。