ろうけつ染、型染、捺染‐
ベテラン・今井ひさ子さん＆気鋭・大竹夏紀さん
前橋で個展
ベテラン染色作家・今井ひさ子さん（前橋）と気鋭・大竹夏紀さん（富岡）が、前橋で作品を発表。ろうけつ染めや型染め、捺染など、多彩な技法を用いた表現が楽しめる。
光風会評議員や県美術会常任理事を務める今井さんは、明日19～27日まで、アートミュージアム赤城（０２７・２８８・７６７４）で個展を開く。日常の散歩道で目にする自然やヨーロッパで出会った田園風景をモチーフにした約30点を展示。ろうけつ染めや型染め、捺染を併用した作品は爽やかな色彩と明るい光に包まれている。今井さんは、「染料の透明感や突き抜けた空気感を楽しんで」と話す。
一方、大竹さんはギャラリー・オーツー（同２３５・１３３１）で21日まで、天女をテーマにした新作など約20点を発表。ろうけつ染めを使い、鮮やかな色彩で若い女性像を描き出す。「理想の女性像として長年アイドルを追い求めていたが、昨年頃から天女に移行してきています。華やかなアイドル像と、華やかさだけでなく神聖さも併せ持つ天女像が混在した作品を見て欲しい」と大竹さん。
いずれも入場無料。