🐌紫陽花 見ごろに

梅雨空の下 
風情ある寺にしっとりと咲く

境内に咲く風情あるアジサイ

太田・曹源寺

太田の曹源寺(通称さざえ堂)では、名物のアジサイおよそ200株が境内を華やかに彩っている。

同寺は国の需要文化財に指定されており、堂内には秩父、坂東、西国の札所にちなんだ百体観音像が奉安されている。それにならって百株のアジサイが植えられたことから、「群馬のあじさい寺」とも呼ばれている。同寺によると、「例年に比べて開花が早いが、今月いっぱい楽しめるのでは」という。同寺(0276・25・1343)。

 

石段の両脇を彩る

高崎・清水寺

高崎の清水寺では、石段の参道沿いに植えられた可憐なアジサイが、梅雨空の下、見ごろを迎えている。

観音山にある清水寺は、1200年超の歴史を持つ。808年、征夷大将軍 坂上田村麻呂が、蝦夷征討の兵士の健勝と武運長久を祈り、京都東山の清水寺から勧請、開基したと伝えられている。本堂に通じる参道の石段両脇には、約300株のアジサイが植えられており、訪れる参拝客の目を楽しませている。見ごろは今月末まで。同寺(027・323・3214)へ。

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