老舗米粉メーカー 一般向け製品販売

渋川の群馬製粉

 モチモチ感楽しんで!

業務用の米粉を製造販売する群馬製粉(渋川 山口博之社長)が今夏、一般消費者向けに米粉のマカロニとパンケーキミックスの販売を始めた。

創業73年の同社は主に米を原料に米粉やもち粉などを製造し、菓子メーカーなどに供給しているが、コロナ禍でみやげ品や学校給食の需要が減少し今年5月に一般消費者向け販売への参入を決めた。これまでキロ単位で卸していた米粉100%のマカロニを、家庭向けの少量パックとしたほか、7月には米粉に寒梅粉などを加えたパンケーキミックスの販売もスタート。また、米が小麦アレルギーなどの原因物質を含まないことに着目し、米国の認証団体からGFCO(グルテンフリー認証)を取得。米製品の特長をインタ―ネットなどでアピールしている。

健康志向や巣ごもり需要もあり、製品の売れ行きは好調という。同社営業部長の原智徳さん=写真=は、「お米の挽き方やブレンドを追求できるのは専門メーカーならでは。モチモチした食感を楽しんで」と話す。今後も米粉製品のバリエーションを増やす予定だ。一般向け製品は、同社Webサイト(http://www.5783.jp)とAmazonや楽天など通販サイトのみで販売。同社(0279-22-3302)。

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