自分たちの町を勝手に応援
公務員ユーチューバー 新井さん、久保田さん
玉村町の現役職員が、地元をPRする動画を週に1度、SNS上で発信し、話題になっている。7月からスタートし現在、12本を公開中だ。
動画を制作しているのは、玉村町職員自主研究グループの新井章太郎さん(29)と久保田祐将さん(25)の2人。コロナの影響を受け自宅で過ごす人が増えてきた今春、上下水道課の新井さんが「何か新しくて楽しいことをやりたい」と、日ごろ親しくしていた健康福祉課の久保田さんに声をかけ実現した。
近年、農林水産省や群馬県など国や自治体がSNSを利用し、動画での広報活動を盛んに行っていることに着目した2人は、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「たまむらチャンネル」を開設。町のグルメやスポーツなどをテーマにしたコミカルな動画を毎週金曜日に発表している。
企画から撮影、編集、配信まで、全て自らの手で行う。約10分の動画を1本作るのに10~20時間かかるが、制作は平日の退勤後や土日などプライベートの時間を充てているという。
また、動画配信は今回が初めてという2人だが、「制作費もすべて自腹。機材を購入したり独自に学んだりしながら、徐々にクオリティーを上げてきています」と自負する。
開設から約3カ月が経ち、周囲から「頑張ってるね」「ヨッ! ユーチューバー!」などと声をかけられることが増えてきたという。
新井さんは、「広がりはまだまだこれから。今後は町民に出演してもらったり、子どもがターゲットの作品作りをするなど幅広く発信したい。グレーゾーンを攻めつつも節度を持ち、町の魅力を面白おかしく発信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いします!」と呼びかける。
たまむらチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCpO5uLzfn3gCvUOXAtrEyKg