みどり市笠懸の花畑、見頃

ひまわりもソーシャルディスタンス!?🌻

みどり市内の地元住民が、遊休農地を利用して毎年育てているひまわりの花が見頃を迎えている。

鹿田山東側の同市笠懸町吹上地区にあるひまわりの花畑は約2㌶。1996(平成8)年から市民団体「上鹿田むらづくり推進協議会」(松原茂雄会長)のメンバーらが毎年8月に種をまき、9月下旬から10月中旬にかけて12万本を咲かせる。

秋の花スポットとして定着しているが、今年6月には季節はずれの開花が突然始まり、「コロナ禍に咲いた奇跡のひまわり」として話題となった。咲き終えた後に刈り取り、例年通り8月に秋用の種まきを行った。畑は例年通り開放するが、開花の時期に合わせ開かれている恒例の花畑まつりはコロナ拡大防止のため中止となった。

遊びに来ていた齊藤輝くん(5)、碧優ちゃん(2)は、「トンボとひまわりを一緒に見られて楽しかった」と目を輝かせた。インスタを見て訪れたという母の梓さんと祖母の朝倉利津子さんは、「お祭りの中止は残念だが、気持ちのいい秋空の下で顔を上げてしっかり咲いている時期に来られて良かった」と微笑む。同市観光課の担当者は、「今年は例年に比べると生育が遅く、面積も一部縮小されているが、金色に輝く大輪の花が一面に咲き広がっています。ひまわりもソーシャルディルタンスでお迎えしているようですが、元気に咲いているので是非遊びにきてください」と呼びかける。

なお、今夏咲いた「奇跡のひまわり」から採れた種=写真左=は、同市まちなか交流館(同市大間々町)で無料配布中。問い合わせは同課(0277・76・
1270)へ。

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