ライブ配信決定
25日、初音ミク×人形浄瑠璃「恋娘紬迷宮」
26日、市川海老蔵特別公演
世界遺産富岡製糸場の国宝「西置繭所」グランドオープンを記念して、25、26日に同施設前広場で開かれる「第40回 世界遺産劇場」(県戦略的文化芸術創造事業実行委員会、世界遺産劇場実行委員会など主催)に市川海老蔵や初音ミクといった人気者が登場する。
歴史的建造物と古典芸能、先端技術がコラボレーションするスペシャル公演が、世界遺産を舞台に繰り広げられる。なお、2公演とも「Streaming+」
でのオンラインライブ配信(有料)が決定しており、画面を通し公演を楽しむこともできる。
25日はバーチャル・シンガーの初音ミクと人形浄瑠璃が共演する「BUNRAKU―Beyond―人形浄瑠璃×初音ミク『恋娘紬迷宮(こいむすめつむぎのラビリンス)』」。人形浄瑠璃文楽で江戸時代から続く人形遣いの名跡・吉田玉助らが、舞台に設けたスクリーンに登場する初音ミクと共演。群馬交響楽団もアンサンブル出演し、富岡製糸場ならではの演出で独創的な演目を披露する。
26日は歌舞伎役者の市川海老蔵さんの特別公演。演目は、古くからお祝いの場で演じられた「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と、海老蔵さんが自ら創作した「男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)」。「寿式三番叟」は、後半海老蔵さん演じる三番叟が、五穀豊穣を祈りながら踊るのが見どころ。娯楽性が高く、立ち廻りも見どころの「男伊達花廓」では、海老蔵さんが粋で洒落た江戸男五郎蔵を演じている。
両日とも午後2時より会場入り口にて当日券を若干数販売。25日=S席11000円、A席6500円(群馬県民特別割引5500円)。26日=S席12000円、A席10000円(同9000円)。開演は両日とも午後6時。なお、ライブ配信の視聴券は、25日=3000円、26日=4500円で発売中(アーカイブ配信あり、今月31日まで視聴が可能)。問い合わせは企画制作会社SAP(03・6912・0945、https://www.sap-co.jp/)へ。