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8日、中之条のバイテック文化ホール
20回目となる伊参スタジオ映画祭が8日、中之条の「バイテック文化ホール」で開かれる。同映画祭はこれまで、様々な映画の撮影拠点となっている「伊参スタジオ公園」で行われていたが、今年は3密対策のため、会場を収容人数の多い同ホールに変更。日程も例年の2日間から1日に短縮しての開催となる。
プログラムは、昨年度のシナリオ大賞受賞作品を映像化した「在りし人」(短編の部)、「キリノシロ」(中編の部)の初公開、2018年度の大賞作品のアンコール上映などのほか、353本の応募作品から選ばれた本年度のシナリオ大賞の結果発表が行われる。シナリオ大賞は、映像化を前提とした公募で2003年から行われている同映画祭の核となる取り組み。大賞受賞作は中之条町周辺で撮影し、翌年の映画祭で初上映される。これまでに中編・短編合わせて32本の大賞作品が映画化されており、たくさんの若手映画人を育ててきた。
実行委員長の岡安賢一さん(40)は「20周年という記念の年に、コロナ対策で縮小や開催場所の変更を余儀なくされたが、今年もこの状況に負けず映画化することができた。初上映をぜひ会場で楽しんで」と話す。
入場チケットは当日のみの販売で、価格は1000円。問い合わせは実行委員会事務局(0279-75-8848=町観光商工課)へ。また現在、歴代大賞34作品を収録したシナリオ本を制作するためクラウドファンディングを行っている。詳細は映画祭HP(https://isama-cinema.jp/)。