コソダテトピ
地域のコミュニケーションリビング
Renga(レンガ)
子育て中も自分らしく輝いて欲しいー。「地域のコミュニケーションリビング Renga」(高崎市東貝沢町)では、子育て世代からシニアまで様々な人が集い、楽しみや学びを共有できるイベントを開催。講師デビューの支援にも力を入れている。
運営者の吉田恵美子さん(40)は2年前に現在の住まいに転居。「子育てをする中で、地域の方々と顔が見える付き合いがしたい」と自宅の1階を開放し、月10回程度様々な講座やイベントを開催してきた。テーマは子育て術から料理、美容、SNS活用法まで幅広く、子連れでも参加しやすい少人数でアットホームな雰囲気も好評だ。
最大の特徴は、誰もが趣味や特技を生かして講師に挑戦できること。講座の企画からチラシ作り、当日の進行まで吉田さんがサポート。「自分では些細な事と思っていても、他の人にとっては立派なスキルだったりする。最初の一歩を応援したい」と吉田さんは話す。
今月18日に開催された『魅惑の発酵食』で講師を務めた大熊祐子さん(52=高崎)も本職は理学療法士。5児の母で家族の健康のために発酵食を食生活に取り入れていたが、人に教えるのは初めての経験だったという。「どうしたら上手く伝えられるか、考えて準備をする中で自分の学びも深まった」と大熊さん。
講座では、「酵素ジュースの仕込み中に瓶が爆発した」など自身の失敗談も交えながら、日常生活での発酵食の取り入れ方をレクチャーし、参加者全員で2種類の発酵たれを仕込み、試食を兼ねたランチを楽しんだ。1歳、4歳の息子を持つ横沢広恵さん(38=同)は、「少しでも身体に良いものを食べさせたいが、子育て中はなかなか手の込んだ料理はできない。ブレンダーで混ぜるだけなので、これなら家でも真似できます」とにっこり。吉田さんは「ママは子どもが最優先になりがちだが、自分が満たされる時間も大切にして欲しい。誰もが輝ける場所でありたい」と話す。 (林道子)
地域のコミュニケーションリビング Renga 吉田さん(090-8030-2667)
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