武田・真田の家臣として活躍した 吾妻地域の地侍・折田軍兵衛

古文書や信玄から賜った軍旗など50点

中之条のミュゼ 12月20日まで

大坂冬の陣 陣中日誌(部分)

 

武田信玄下賜の軍旗

戦国時代、吾妻地域で活躍した折田軍兵衛を紹介する企画展「吾妻衆地侍 折田軍兵衛の肖像 ~戦国から太平の世へ~」が中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」で開かれている。12月20日まで。

折田氏は、初め武田氏に仕えていたが、1590年に沼田藩の真田信幸から旧折田村を与えられ、以後、真田家臣として仕えた。この所領給付時に渡された「宛行状」などの古文書のほか、戦功により武田信玄から賜った軍旗など約50点が並ぶ。

また、折田氏をはじめとする吾妻の地侍らも多く参戦した「大坂冬の陣」の陣中日記も初公開。今年折田家で新たに見つかったもので、同館の山口通喜館長は「真田の、大坂までの行程や戦いぶりが克明に記された貴重な資料」と話す。また、怪力だったといわれる軍兵衛が八角棒を振り回す様子を描いたイメージ画も紹介。一般200円、小中学生100円。木曜休み。同館(0279・75・1922)。

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