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アルゼンチン・タンゴに変革を起こしたといわれ、来年、生誕100年を迎える作曲家、アストル・ピアソラ(1921~92)の楽曲が演奏される、玉村と高崎の公演を紹介する。
ピアソラのスペシャリスト El Cielo
群馬初登場 玉村で1月16日
ピアソラを専門に演奏するバイオリン、チェロ、コントラバス、ピアノによる四重奏団「El Cielo(以下、エルシエロ)2020」=写真=による公演が1月16日午後3時から、玉村町文化センター大ホールで開催される。
エルシエロは、「超絶技巧のバイオリニスト」といわれる桜井大士さんをリーダーに結成され、今年2月にファーストアルバム「El Cielo2020」をリリース。「情熱的で挑発的に」ピアソラの曲を演奏する。曲目は、「リベルタンゴ」、 「 ブエノスアイレスの四季~『冬』」、「アディオス・ノニーノ」ほか。同文化センターの担当者は、「ピアソラの魂を継承する個性豊かな実力派たちによるスリリングかつ心地良い時間をお楽しみください」と話す。
全席指定で一般2500円、高校生以下1000円。問い合わせは同センター(0270-65-0600)へ。
バンドネオン奏者 三浦一馬キンテート
高崎で3月10日
全曲オール・ピアソラの公演が、高崎芸術劇場音楽ホールで、3月10日午後7時から開催される。演奏するのは若き実力派として人気を誇るバンドネオン奏者・三浦一馬=写真=率いる五重奏団(キンテート)だ。
三浦キンテートは、バンドネオンの他、バイオリン、ピアノ、コントラバス、ギターで構成され、2018年10月に全編ピアソラ作品による最新盤「Libertango」をリリースしている。三浦さんは、1990年生まれ。世界的権威ネストル・マルコーニと出会い、その後自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、帰国後も活躍。18年公開の映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」では、広報大使を務めた注目の若手演奏者。担当者は、「ピアソラの作曲を俯瞰できる機会になりそうです」と話す。全席指定で一般4000円、25歳以下2000円。現在、販売開始日を調整中。同劇場チケットセンター(027-321-3900)へ。