祝5周年 入場者45万人超える
高崎市・観音山のレジャー施設として親しまれていた「カッパピア」の跡地に2016年3月開園した観音山公園「ケルナー広場」(同市石原町)は、先月5周年を迎え、入場者が45万人を突破した。
ドイツ人デザイナー、ハンス・ゲオルグ・ケルナーさんが、カッパピアにあったメリーゴーランドやサイクルモノレールなどをイメージして製作した遊具は、カラフルでユニーク。園内には「自分の責任で自由に遊びましょう!」と書かれた看板も登場し話題となった。
オープン時から子どもたちに大人気の同園は、その後まもなく芝生広場やプールを増設。18年には、低年齢の幼児用遊具をさらに拡張した。観音山丘陵の地形や自然環境を生かして、春は花が咲き誇るなど一年中、子どもから年配者まで楽しめるとあって、、弁当持参で訪れる家族連れの姿も見られる。
同広場を委託管理するのは、絵本フェスティバルの主催も行うNPO法人「時をつむぐ会」(続木美和子代表)。毎週月曜日10時からは、「青空ぴよぴよ」と名付けた子育て支援活動を行っている。中でも、絵本の読み聞かせやふれあい遊びが来園者に好評だ(無料)。また、芝生広場では、ハンドドリップのコーヒーショップ「ピッピのおうち」が土日限定でオープンするなど、ソフト面の充実も図っている。同会の横山由美子さんは、「遊具は冒険心をかき立て、夢中になれると評判です。5年で少しずつ本当に子どもたちの素敵な遊び場になりました。『一見危なそうな遊具だから遊ばない』ではなく、どうやったらできるのか挑戦してみてください。この広場が10年、20年とこれからもずっと続くように頑張ります」と笑顔で語った。同NPO(027・352・4613)。