SDGsに取り組む高校生 枕とマスクケース寄付

動画コンテストで特別賞も

高崎北 家庭クラブ

SDGs(持続可能な開発目標)達成に向け取り組んでいる県立高崎北高(佐藤幸弘校長)の委員会「家庭クラブ」が先月、活動の一環で手作りしたそば殻枕10個とマスクケース150個を、近くの特別養護老人ホーム「森の小径」に寄付した。

同校は全国高校家庭クラブ連盟に加盟(県内では30校が加盟)。家庭科の必修科目「家庭基礎」を履修している1学年全員がクラブ員として参加している。各クラスの代表は研究発表大会に向け料理、被服、家庭生活など家庭科の分野に関する様々な取り組みを行っている。

昨年度は「SDGs」をテーマに、農家の不要なそば殻を利用し枕の制作を行った。3年会長・淺川美月さんは「このご時世の中、今できることが何かを考え作ったものを、誰かの元へ届け、役に立てたということをとても嬉しく思う」、2年・塚原麻衣さんと2年副会長・福島理紗さんは「これからも多くの方々を笑顔にしていきたい」と喜びを語った。

また、地域の農業法人との交流や食育活動など地産地消を意識した昨年度の活動を紹介する動画を作成しコンテスト「第1回大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード」に応募したところ、「各取り組みがSDGsの目標と関連付けられている」点などが評価され今春、特別賞に選ばれた。

取り組みを振り返り、2年副会長・佐野光彩さんは「活動を多くの人に知ってもらういい機会になった」。また2年会長・曽根菜々美さんは「SDGsの内容について引き続き学び、新1年生も含め全員で協力して活動していきたい」と話す。

掲載内容のコピーはできません。